アトラックラボ、運転者の体調に応じてAIで農機を停止させる「Deadman Switch」開発

株式会社アトラックラボは、小型のデプスカメラとAI技術を活用して農業用トラクター等の運転者の状況や身体的不調を感知する安全管理システム「Deadman Switch」の開発に成功した。

アトラックラボは無人機の設計や製造支援、AIを用いた自動動運転システム等を構築する企業。安価で軽量なロボットアームや無人車両、無人艇等の製品ほか、AIや高精度GNSSを採用した自動運転技術を提供する。


AIが運転者の頭の位置や目の状態を判定して自動停止等を実行


「Deadman Switch」は、トラクターなど農業機械を運転する使用者の状況や健康状態を感知して、自動停止等の対処を実施する安全管理システムだ。後付け可能な小型カメラから撮影された運転者の頭の位置や目の状態の異常をAIが認識・判定して自動停止等の安全措置を実行する。

実際に提供の際には、自動停止等の実行について、運転者の異常状態の定義をカスタマイズしてくれるそうだ。

Deadman Switchが作動する様子を紹介した動画

株式会社アトラックラボ
http://attraclab.com/hp/
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  3. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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    鈴木かゆ
    1993年生まれ、お粥研究家。「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えるべく活動中。お粥の研究サイト「おかゆワールド.com」運営。各種SNS、メディアにてお粥レシピ/レポ/歴史/文化などを発信中。JAPAN MENSA会員。
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    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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