アトラックラボ、運転者の体調に応じてAIで農機を停止させる「Deadman Switch」開発

株式会社アトラックラボは、小型のデプスカメラとAI技術を活用して農業用トラクター等の運転者の状況や身体的不調を感知する安全管理システム「Deadman Switch」の開発に成功した。

アトラックラボは無人機の設計や製造支援、AIを用いた自動動運転システム等を構築する企業。安価で軽量なロボットアームや無人車両、無人艇等の製品ほか、AIや高精度GNSSを採用した自動運転技術を提供する。


AIが運転者の頭の位置や目の状態を判定して自動停止等を実行


「Deadman Switch」は、トラクターなど農業機械を運転する使用者の状況や健康状態を感知して、自動停止等の対処を実施する安全管理システムだ。後付け可能な小型カメラから撮影された運転者の頭の位置や目の状態の異常をAIが認識・判定して自動停止等の安全措置を実行する。

実際に提供の際には、自動停止等の実行について、運転者の異常状態の定義をカスタマイズしてくれるそうだ。

Deadman Switchが作動する様子を紹介した動画

株式会社アトラックラボ
http://attraclab.com/hp/
SHARE

最新の記事をFacebook・メールで
簡単に読むことが出来ます。

RANKING

WRITER LIST

  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、九州某県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方で、韓国語を独学で習得する(韓国語能力試験6級取得)。2023年に独立し、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサル等を行う一方、自身も韓国農業資材を輸入するビジネスを準備中。HP:https://sinkankokunogyo.blog/
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
パックごはん定期便