広島県江田島市が、8月開始の新規就農研修生を募集中

広島県江田島市は、農業経営に関する基礎的知識や経営計画の策定方法等が学べる、2021年8月開始の新規就農研修生を募集している。募集人数は若干名で、締め切りは2021年4月30日(金)まで。

対象は、江田島市内での新規就農希望者で応募資格は以下の通り。

1.江田島市が随時実施している農業体験を修了している者
2.研修修了時に50歳未満で、1年以内に市内で就農できる者
3.研修期間中および研修後に市内に居住できる者
4.農業経営に対して強い意欲がある者


江田島市は、瀬戸内海にある島々で構成された広島県西部の地域。主要な農産物は、レモン、柑橘類、キュウリ、オリーブ、キクなど。近年は新規就農希望者等を対象に、先進農家のアドバイスを受けながら農業の基本的作業が体験できる取り組みも進めている。

主要農産物を対象に圃場での実践等を予定


研修では、キュウリ、キク、トルコギキョウ等を対象作物に、先進農家研修または研修ハウスにおける農業実践研修や、土壌・農薬など農業基礎知識の座学、経営計画づくり、卸売市場にて販売者法等について学ぶ流通研修のほか、市内農業者との交流等が予定されている。

研修先は、江田島市内の生産農家、研修施設、および短期的な広島県内。申込みは、農業体験修了後、「江田島市新規就農研修生応募申込書」の提出が必要となる。

出典:江田島市|急募!令和3年8月開始の新規就農研修生
あわせて、応募要件のひとつである農業体験の希望者も募集している。体験期間は1日~7日間で参加費は無料、応募資格や条件は特に設けていないとのこと。参加申込みは、江田島市産業部農林水産課へ問い合わせ。

募集要項


2021年8月採用 江田島市新規就農研修生募集

募集期間:2021年3月1日(月)~2021年4月30日(金)
募集人数:若干名
開始日時:2021年8月上旬
研修期間:原則として1年間(最長2年間)
参加費用:無料
【応募資格】
1.農業体験を修了した者
2.研修修了時に50歳未満で1年以内に江田島市内で就農可能な者
3.研修期間中および研修了後、江田島市に居住可能な者
4.農業経営に対し強い意欲がある者

江田島市 農業体験

募集期間:随時
募集人数:特になし
体験期間:1日~7日間
参加費用:無料(食費、交通費、滞在費等は自己負担) 

江田島市「急募!令和3年8月開始の新規就農研修生」
https://www.city.etajima.hiroshima.jp/cms/articles/show/7326
江田島市「農業体験の参加者を募集」
https://www.city.etajima.hiroshima.jp/cms/articles/show/7325
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WRITER LIST

  1. 加藤拓
    加藤拓
    筑波大学大学院生命環境科学研究科にて博士課程を修了。在学時、火山噴火後に徐々に森が形成されていくにつれて土壌がどうやってできてくるのかについて研究し、修了後は茨城県農業総合センター農業研究所、帯広畜産大学での研究を経て、神戸大学、東京農業大学へ。農業を行う上で土壌をいかに科学的根拠に基づいて持続的に利用できるかに関心を持って研究を行っている。
  2. 槇 紗加
    槇 紗加
    1998年生まれ。日本女子大卒。レモン農家になるため、大学卒業直前に小田原に移住し修行を始める。在学中は、食べチョクなど数社でマーケティングや営業を経験。その経験を活かして、農園のHPを作ったりオンライン販売を強化したりしています。将来は、レモンサワー農園を開きたい。
  3. 沖貴雄
    沖貴雄
    1991年広島県安芸太田町生まれ。広島県立農業技術大学校卒業後、県内外の農家にて研修を受ける。2014年に安芸太田町で就農し2018年から合同会社穴ファームOKIを経営。ほうれんそうを主軸にスイートコーン、白菜、キャベツを生産。記録を分析し効率の良い経営を模索中。食卓にわくわくを地域にウハウハを目指し明るい農園をつくりたい。
  4. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  5. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
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