農家と働き手をつなぐマッチングサービス「農How」のアプリ版がリリース

株式会社アグリトリオは、人手不足に悩む農家と農業に興味のある働き手をつなぐ農業人材専門のマッチングサービス「農How(ノウハウ)」のモバイルアプリ版(IOS・Android)をリリースした。アプリの提供により全国展開へ向け利用可能地域を増やしていく予定だ。

農作業の内容をマニュアル化し働き手に提供


アグリトリオは、愛知県豊橋市にある自動車部品等の製造を手がける武蔵精密工業株式会社の社内ベンチャーとしてスタートした企業。「農How」は、同社が製造業で培ってきたマニュアル化技術を応用した農業人材専門のマッチングアプリだ。

農作業の内容をマニュアル化した資料が事前に届く仕組みになっているため、農業に関する知識や経験が無い応募者でも安心して作業することができる。

求職者のメリット
・農業を体験できる仕事を1日単位・時間単位で探すことができる。

農家のメリット
・無料で求人の募集ができる。(マッチング時のみ1人1時間あたり300円の利用料金が発生)
・求人募集開始から最短5分で最適な人材をマッチング。アプリ内で給与の支払いまで完結できる。

2021年4月末時点で登録者数4000名を突破


同社は、今回のリリースに先立ち、東三河地域(愛知県)と遠州地域(静岡県)を中心に、WEB版の「農How」を使用した実証実験を進めてきた。この実証実験では、コロナ禍の影響を受ける中、対前年比で523%増の月次マッチング数を達成。2021年4月末には登録者数4000名・農家登録者数200名を突破したという。

「農How(ノウハウ)」
https://agritrio.co.jp/nouhow.html
株式会社アグリトリオ
https://agritrio.co.jp/
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. さとうまちこ
    さとうまちこ
    宮城県の南の方で小さな兼業農家をしています。りんご農家からお米と野菜を作る農家へ嫁いで30余年。これまで「お手伝い」気分での農業を義母の病気を機に有機農業に挑戦すべく一念発起!調理職に長く携わってきた経験と知識、薬膳アドバイザー・食育インストラクターの資格を活かして安心安全な食材を家族へ、そして消費者様に届けられるよう日々奮闘中です。
  3. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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