「第20回食と農と環境を考える世界学生サミット」、9月にオンラインで開催

東京農業大学は、世界各国の学生・教員を招待して世界の食料・農業・環境に関する問題を議論する「第20回食と農と環境を考える世界学生サミット」を2021年9月14日から17日にオンラインで開催する。

オンラインツールには、時差や通信環境の影響を受けないオンデマンド型のモバイルラーニングプラットフォーム「Goocus」を使用し、当日は学生らによるプレゼンテーションやライブディスカッションが予定されている。

世界25カ国、計58名の学生が参加表明


「食と農と環境を考える世界学生サミット」は、東京農業大学が2001年11月に創立110周年を記念して開始した国際イベントである。2019年に開催した前回(第19回)のサミットでは、「農業・環境分野における学生の活動」を全体テーマに、東京に約30ヶ国から大学生が集まり対面形式のグループ討論や発表が行われた。

2019年に開催された第19回の参加者たち

第20回は、新型コロナウィルス感染拡大の影響のため1年間延期されていたが、今回初のオンラインで開催。世界25カ国・27大学・合計58名の代表学生が参加を表明している。

東京農業大学はオンデマンド型である「Goocus」の強みを生かし、ライブ形式同様の円滑な開催を目指す方針だ。

開催概要

第20回食と農と環境を考える世界学生サミット

日時:2021年9月14日~17日
場所:オンライン開催


東京農業大学「食と農と環境を考える世界学生サミット」
https://www.nodai.ac.jp/cip/iss/
「第20回食と農と環境を考える世界学生サミット」
https://www.isstokyonodai.net/
モバイルラーニングプラットフォーム「Goocus」
https://www.gooc.us/
SHARE

最新の記事をFacebook・メールで
簡単に読むことが出来ます。

RANKING

WRITER LIST

  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  3. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
  4. 鈴木かゆ
    鈴木かゆ
    1993年生まれ、お粥研究家。「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えるべく活動中。お粥の研究サイト「おかゆワールド.com」運営。各種SNS、メディアにてお粥レシピ/レポ/歴史/文化などを発信中。JAPAN MENSA会員。
  5. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
パックごはん定期便