AI米粒等級解析アプリ「らいす」が4つのバージョンアップを実施

株式会社スカイマティクスは、2020年7月にリリースしたAI米粒等級解析アプリ「らいす」のバージョンアップを実施した。


米粒等級解析アプリ「らいす」は、アプリ内のカメラで撮影した米粒の画像をAIが解析して等級の目安を判定するアプリである。判定結果は、稲刈日や乾燥日、籾摺日、ロットNo、品種情報等とセットで管理され、農作物検査場で検査した実際の等級も入力できる。

使いやすさを重視した4つの機能を追加・改訂


今回実施したバージョンアップの内容は以下の通り。

1.ダッシュボード型ホーム画面への改訂

ホーム画面を一新。 蓄積したデータをホーム画面で確認できる。

2.解析結果画面のユーザビリティ向上

7色で表示していた解析結果画面の配色を4色に減色。分類別の割合表示も棒グラフから円グラフに変更している。

3.解析結果ビューアによるオリジナル画像参照機能の追加


解析結果の表示・非表示の切り替え機能を使用して解析画像と判定結果を簡単に比較できる。

4.等級入力 ・履歴画面のレイアウト改訂と絞り込み検索機能の追加


等級入力および履歴画面のレイアウトを変更。過去の情報を撮影日・品種・年度別に絞り込み表示できる。

AI米粒等級解析「らいす」活用レポート動画


同社は、今回のバージョンアップを機に、「らいす」を活用する生産者を取材したレポート動画も公開している。
今後も利用者の声を参考にサービスの改善を実施していく考えだ。


株式会社スカイマティクス
https://skymatix.co.jp/
米粒等級解析アプリ「らいす」
https://app.skymatix.co.jp/raisu/
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  3. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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    鈴木かゆ
    1993年生まれ、お粥研究家。「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えるべく活動中。お粥の研究サイト「おかゆワールド.com」運営。各種SNS、メディアにてお粥レシピ/レポ/歴史/文化などを発信中。JAPAN MENSA会員。
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    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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