埼玉県深谷市の農家が企業と共同で「キャベツ搬送ロボット」を開発

株式会社アトラックラボ、株式会社アームレスキュー、農業生産法人有限会社ファームヤードの3社は、圃場の畝間を走行して収穫したキャベツを運搬するキャベツ専用の運搬ロボットを開発した。


日本のキャベツ生産の現場では、人力で動く高床式の運搬車やエンジンで動くクローラー式の運搬車を使用した収穫作業が行われているが、1箱10kg以上にもなるキャベツの収穫箱を数十箱積んで移動するためには最低でも2~3人の人員が必要になるため、積込作業をしながら簡単に操作ができる運搬ロボットの開発が求められてきた。

手動操作と遠隔操作の両方が可能


3社が開発したキャベツ栽培専用の運搬ロボットは、埼玉県深谷市が取り組むアグリテック集積都市構想「DEEP VALLEY」の支援で開発された農業用の運搬ロボットである。


特長は、最大積載量200㎏を誇る軽量なフレームと電気自動車等にも使用されているインホイールモーターを採用した4つのタイヤで、本体に取り付けられたジョイスティック型のコントローラーを使用した手動操作と遠隔操作の両方で操作することができる。


株式会社アトラックラボ
http://attraclab.com/hp/
株式会社アームレスキュー
http://armrescue.co.jp/
農業生産法人有限会社ファームヤード
http://www.farmyard.co.jp/pcindex.html
深谷市アグリテック集積都市「DEEP VALLEY」
https://deep-valley.jp/
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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、福岡県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方、韓国語を独学で習得(韓国語能力試験6級)。退職後、2024年3月に玄海農財通商合同会社を設立し代表に就任、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサルティングや韓国農業資材の輸入販売を行っている。会社HP:https://genkai-nozai.com/home/個人のブログ:https://sinkankokunogyo.blog/
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    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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