サブスク型の研究用栽培施設「i-LAB」、12月よりサービス開始

情報システム開発事業とアグリテック事業を展開するTSUBU株式会社は、農業のカーボンニュートラルを実現するサブスクリプション型の研究施設「i-LAB」の提供を2021年12月から開始した。

新しい栽培手法の実験・研究が可能に


「i-LAB」は、同社が実証実験を行ったLED波長技術や電気制御技術、有機農業技術、オリジナルの立体栽培棚を導入した小型の栽培施設。カーボンニュートラルに向けた新しいアイデアを取り入れた栽培手法をすぐに試せるのが特長でリモートでの利用も可能になっている。


利用料金は、初期費用55万円(税込)・月額1万9800円(税込)で、初回ユーザー5名を限定に初期費用が39万6000円(税込)になるキャンペーンも行っているとのこと。

現在、日本ではグリーン成長戦略などカーボンニュートラルに向けたさまざまな産業政策がとられている。
同社は、「i-LAB」の提供を通じて、化石燃料を使用した温室効果ガスの発生や農薬の使用による自然生態系への影響など農業分野が抱える環境課題を解決したい考えだ。


TSUBU株式会社
https://tsubu.biz/
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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
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    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、九州某県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方で、韓国語を独学で習得する(韓国語能力試験6級取得)。2023年に独立し、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサル等を行う一方、自身も韓国農業資材を輸入するビジネスを準備中。HP:https://sinkankokunogyo.blog/
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    川島礼二郎
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    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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