東北電力とプランツラボラトリー、植物工場システムソリューションで協業

東北電力株式会社とプランツラボラトリー株式会社は、東北電力が提供する電力マネジメントシステム「exEMS(エグゼムズ)」とプランツラボラトリーが提供する植物工場システムを組み合わせて開発した省エネ型の小型植物工場システム「創・省エネ屋内農場システム」を活用したソリューションサービスを開始する。

出典:https://www.tohoku-epco.co.jp/news/normal/__icsFiles/afieldfile/2021/11/26/1222633.pdf
「exEMS(エグゼムズ)」は、太陽光発電と蓄電池を組み合わせた分散型電源を利用して、施設内の電力エネルギーを総合的に管理し、最適な使い方を支援する東北電力独自の電力マネジメントシステムである。

東北発のサステナブル農業を目指す


両社が開始するソリューションサービスは、農業者の減少や高齢化、自然災害の激甚化、気候変動の影響、商品の流通・販売に係わる環境負荷など多くの課題を抱える東北地方の農業者・小売事業者を対象に、環境負荷の少ない高効率な農業生産が実現できる「創・省エネ屋内農場システム」を提供して、農業者の負担軽減、生産量・収入の安定化、販売量の安定化、CO2排出量削減を目指すもの。

現在は、「創・省エネ屋内農場システム」を導入した実証施設の準備を進めている最中で、2022年春には栽培した野菜を出荷していく予定だという。

出典:https://www.tohoku-epco.co.jp/news/normal/__icsFiles/afieldfile/2021/11/26/1222633.pdf
両社は、「創・省エネ屋内農場システム」の提供を通じ、「東北地方が抱える農業課題に農業者と小売事業者が共同で取り組める東北発のサステナブル農業を目指す」としている。


東北電力株式会社
https://www.tohoku-epco.co.jp/
プランツラボラトリ―株式会社
https://www.plantslaboratory.com/
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. さとうまちこ
    さとうまちこ
    宮城県の南の方で小さな兼業農家をしています。りんご農家からお米と野菜を作る農家へ嫁いで30余年。これまで「お手伝い」気分での農業を義母の病気を機に有機農業に挑戦すべく一念発起!調理職に長く携わってきた経験と知識、薬膳アドバイザー・食育インストラクターの資格を活かして安心安全な食材を家族へ、そして消費者様に届けられるよう日々奮闘中です。
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    北島芙有子
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    川島礼二郎
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    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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