「第1回食の未来システム創造協議会推奨品」の選定結果が発表

一般社団法人食の未来システム創造協議会(FFSA)は、「第1回食の未来システム創造協議会推奨品」の選定結果を発表した。


食の未来システム創造協議会(FFSA)は、日本の食品関連産業の革新・拡大を目的に海外事業支援、推奨・認証事業を行う一般社団法人。独自の基準で選定した優れた製品を推奨する「FFSA推奨事業」を展開している。

<FFSA推奨事業の内容>
  1. 施設を利用した第1次産業の発展および設備・検査機器等の高度化。
  2. 協議会・推奨事業の認知度向上および対象製品の高付加価値化。
  3. FFSA推奨基準の普及および海外(特にアジア)での販売促進

「FFSA推奨品」の表示を認証


「第1回食の未来システム創造協議会推奨品」は、農業・生物・環境・自然・科学・生産技術等に知見のある外部有識者らが日本の技術を活用して開発した製品を選定して、食の安全・安心、高品質の証である「FFSA推奨品」の表示を認証するもの。

今回の選定分野は、人工光育苗設備(施設園芸植物工場向け)、環境制御装置(施設園芸・植物工場向け)、衛生検査機器(人工光型植物工場向け)、種苗(植物品種)、養殖システム(海面魚類)の5分野で、選定された製品は「FFSA推奨品」の表示が認められる。

各分野の選定製品は以下の通り。

1.人工光育苗設備(施設園芸・植物工場向け)
1)苗テラス
(三菱ケミカルアクア・ソリューションズ株式会社)
2.環境制御装置(施設園芸・植物工場向け)
1)Smart菜園’sクラウド
(パナソニック株式会社)
2)施設園芸用環境制御栽培支援システムHERBEST
(協和株式会社)
3)Arsprout
(アルスプラウト株式会社)
3.衛生検査機器(人工光型植物工場向け)
1)ルミテスターSmart・ルシパックA3 Surface/Water
(キッコーマンバイオケミファ株式会社)
2)サニタリーチェックシステム(拭き取り検査キットST-25PBS・Swabstar・フィルム培地Easy Plate・コロニーカウントシステム)
(株式会社エルメックス)
4.種苗 (植物品種)
1)ハンサムグリーン(レタス)
(横浜植木株式会社)
2)ベイビーキス レッド(パプリカ)
(横浜植木株式会社)
3)ベイビーキス イエロー(パプリカ)
(横浜植木株式会社)
4)桃太郎ホープ(トマト)
(タキイ種苗株式会社)
5)ごちそうPR-7(トマト)
(タキイ種苗株式会社)
6)フルティカ(トマト)
(タキイ種苗株式会社)
5.養殖システム (海面魚類)
1)大規模養殖システム
(日鉄エンジニアリング株式会社)

2022年度に追加する選定分野も公表


2022年度に新たに追加する選定分野の内容も公表。下記分野の事業を展開する企業の募集も行っている。

<2022年度に追加する新たな選定分野>
  1. 検査分析機器(施設園芸・植物工場・養殖システム向け水質分析)
  2. 養液栽培システム(施設園芸向け)
  3. 栽培環境調節用機器(施設園芸向け)
  4. 栽培環境改善資材(施設園芸向け)
  5. 輸送環境測定機器(スマートフードチェーン向け)
  6. 陸上養殖システム(魚類)

食の未来システム創造協議会(FFSA)は、推奨品の認知度を高めることで対象製品の付加価値を高め、日本や海外での販売を促進していく考えだ。


一般社団法人食の未来システム創造協議会(FFSA)
https://www.ffsa.jp/
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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、福岡県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方、韓国語を独学で習得(韓国語能力試験6級)。退職後、2024年3月に玄海農財通商合同会社を設立し代表に就任、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサルティングや韓国農業資材の輸入販売を行っている。会社HP:https://genkai-nozai.com/home/個人のブログ:https://sinkankokunogyo.blog/
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    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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