トラクターによる種子コーティング不要の「代かき同時播種技術」が日本作物学会技術賞を受賞
山形県を本拠に農業用機械の開発・製造・販売を手がける株式会社石井製作所は、農研機構東北農業研究センター、山形県農業総合研究センター水田農業研究所、山形大学らと共同で開発した「寒冷地における稲作省力化技術の無コーティング代かき同時浅層土中播種技術」が第12回日本作物学会技術賞を受賞したことを発表した。
日本作物学会技術賞は、日本作物学会に加盟する企業・研究機関・大学等が実施した研究内容を表彰して、日本の作物生産の省力化に役立つ新たな技術を公表するものである。
研究では、代かき作業と播種作業を同時に実行するトラクター専用の無コーティング代かき同時播種機を開発して、無コーティング種子を使用した湛水直播栽培を実施。栽培品種は、直播栽培専用のイネ品種で高い耐倒伏性が特長の「萌えみのり」を使用している。
その結果、種子コーティングを施した湛水直播栽培と同等の苗立率、浮き苗防止効果、鳥害軽減効果、倒伏防止効果が確認できたという。
この研究で得られた成果は以下の通り。
東北・北陸地域などの寒冷地では、農業人口の減少や高齢化、担い手不足による農業生産の大規模化を背景に、湛水直播栽培を導入した水稲栽培が行われている。
同社は今回の受賞を機に、無コーティング種子を使用した水稲湛水直播栽培を普及したい考えだ。
日本作物学会
http://www.cropscience.jp/
株式会社石井製作所
https://isi-mfg.com/
農研機構東北農業研究センター
https://www.naro.go.jp/laboratory/tarc/index.html
山形県農業総合研究センター
https://www.pref.yamagata.jp/141002/sangyo/nourinsuisangyou/nogyo/sogo/nougyousougou/noukensenterhome.html
山形大学
https://www.yamagata-u.ac.jp/jp/
無コーティング代かき同時播種機を開発
日本作物学会技術賞は、日本作物学会に加盟する企業・研究機関・大学等が実施した研究内容を表彰して、日本の作物生産の省力化に役立つ新たな技術を公表するものである。
研究では、代かき作業と播種作業を同時に実行するトラクター専用の無コーティング代かき同時播種機を開発して、無コーティング種子を使用した湛水直播栽培を実施。栽培品種は、直播栽培専用のイネ品種で高い耐倒伏性が特長の「萌えみのり」を使用している。
その結果、種子コーティングを施した湛水直播栽培と同等の苗立率、浮き苗防止効果、鳥害軽減効果、倒伏防止効果が確認できたという。
この研究で得られた成果は以下の通り。
- 種子コーティングに必要な資材コスト、人件費、作業時間を大幅に削減できる。
- 代かきと播種を同時に実行できる。
- 種子補給を行わずに連続で播種できる。
- 圃場整備が未途中の中山間地域など、田植機での作業が難しい圃場でも播種できる。
- 雑草の発生を抑制できる。
- 収量・売上・利益の向上が見込める。
東北・北陸地域などの寒冷地では、農業人口の減少や高齢化、担い手不足による農業生産の大規模化を背景に、湛水直播栽培を導入した水稲栽培が行われている。
同社は今回の受賞を機に、無コーティング種子を使用した水稲湛水直播栽培を普及したい考えだ。
日本作物学会
http://www.cropscience.jp/
株式会社石井製作所
https://isi-mfg.com/
農研機構東北農業研究センター
https://www.naro.go.jp/laboratory/tarc/index.html
山形県農業総合研究センター
https://www.pref.yamagata.jp/141002/sangyo/nourinsuisangyou/nogyo/sogo/nougyousougou/noukensenterhome.html
山形大学
https://www.yamagata-u.ac.jp/jp/
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