農業用水路などの水位を監視・通知する「冠水監視システム」が発売

IoTデバイスの開発・製造・販売を手がける株式会社Braveridgeは、農業用水路等の水位の変化を監視する「冠水監視システム」を2022年3月15日に発売する。価格は12万円(税抜)で、システム利用料は1年間で1万2000円。


気象情報やハザードマップとも連動


同社が開発した「冠水監視システム」は、インターネットを利用して農業用水路等の冠水時の水位の変化を遠隔から監視するIoTシステム。気象庁が提供する気象情報や国土地理院が提供するハザードマップとも連動しているのが特長で、一定の水位に達したことを通知する機能や水位の変化を継続して監視する機能等を備える。

システム構成図
LTE-M冠水センサー
設置可能な場所
使用電源はリチウム電池(CR123A)2本で連続2年間の使用が可能。取付金具など設置場所に応じた各種オプションの提供も予定しているほか、設置時の初期設定を行う専用のスマートフォンアプリの提供も予定しているそうだ。

壁面取付金具オプション
今後は、2022年3月8日(火)~2022年3月10日(木)に開催される「第5回関西スマート農業EXPO」や2022年4月6日(水)~2022年4月8日(金)に開催される「第11回IoT&5Gソリューション展 春」への出展も予定しているとのこと。


株式会社Braveridge
https://www.braveridge.com/
SHARE

最新の記事をFacebook・メールで
簡単に読むことが出来ます。

RANKING

WRITER LIST

  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、福岡県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方、韓国語を独学で習得(韓国語能力試験6級)。退職後、2024年3月に玄海農財通商合同会社を設立し代表に就任、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサルティングや韓国農業資材の輸入販売を行っている。会社HP:https://genkai-nozai.com/home/個人のブログ:https://sinkankokunogyo.blog/
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
パックごはん定期便