Braveridge、農業IoT事業者向けの安価な「水田用水位センサー」を2022年5月に発売

IoTデバイス等の開発を手がける株式会社Braveridgeは、水田の水位を遠隔から管理する「水田用水位センサー」を2022年5月に発売する。価格は1万5000円(税抜)。


水田の水位を3段階で検知


同社が開発した「水田用水位センサー」は、Bluetoothを使用して、水田の水位を遠隔から管理する農業IoTサービス事業者向けの安価なセンサーである。





特長は、センサーを水田に挿し込むことで水位を検知するシンプルな構造で、検知部を上下に動かすことで3段階の水位レベルの設定が可能。また、複数のセンサーで検知したデータを水田周辺に設置した1台のLTE-BLEルーターで取得することができる。


使用電源は、カメラにも使われる長寿命リチウム電池(CR123A)2本で、1回10秒の送信間隔を目安に約3年間使用できるとのこと。同社は「水田用水位センサー」の提供を通じ、水田の水管理作業を省力化したい考えだ。

製品概要


水田用水位センサー
販売価格:1万5000円(税抜)※ロット数により応相談
無線方式:Bluetooth(LongRange対応)
測定方式:電気抵抗式接点センサー
使用電源:CR123A 2本
電池寿命:約3年間(1回10秒の送信間隔)


株式会社Braveridge
https://www.braveridge.com/
SHARE

最新の記事をFacebook・メールで
簡単に読むことが出来ます。

RANKING

WRITER LIST

  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  3. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
  4. 鈴木かゆ
    鈴木かゆ
    1993年生まれ、お粥研究家。「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えるべく活動中。お粥の研究サイト「おかゆワールド.com」運営。各種SNS、メディアにてお粥レシピ/レポ/歴史/文化などを発信中。JAPAN MENSA会員。
  5. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
パックごはん定期便