栄養素から食事を考える書籍『体にいい!栄養バランス満点のおいしい献立』発売

株式会社 学研プラス(東京・品川/代表取締役社長:碇 秀行)は、料理書籍『体にいい!栄養バランス満点のおいしい献立』(岩﨑啓子・著)を、2019年5月30日に発売した。

『体にいい!栄養バランス満点のおいしい献立』岩崎啓子・著

学研プラスから発売された同書は、健康の基礎となる栄養素をバランス良く含んだ献立が紹介されたレシピ本だ。

同誌では食事を栄養素の観点から①基礎知識編、②実践編、③レシピ編の3つのパートに分け解説。1日に必要な栄養や食品を、賢くおいしく食べられるよう工夫されている。


①基礎知識編:健康維持には6つの栄養が欠かせない

6つの栄養素(たんぱく質・糖質・脂質・ビタミン・ミネラル・食物繊維)それぞれの役割の説明とともに、1日に必要な量や栄養素が多く含まれる食材を紹介している。

②実践編:3つの食品群を毎日とる大切さ

6つの栄養をきちんととり入れるためには、赤の食品(主に肉や魚介)、緑の食品(主に野菜)、黄色の食品(主にごはんなどの炭水化物)の3つの食品群が必要不可欠だ。それぞれ1日の目安量を具体的に解説した上で、食品を賢くとるための考え方や、具体的な1週間分の献立の提案をする。

③レシピ編:朝・昼・夜に向く献立の提案。各食品の充足量がひと目でわかる

3章では前章までの食品をバランスよく食べられる料理を献立形式で紹介している。朝、昼、晩に分けておすすめメニューが載っており、誰でもカンタンに作れる上に、真似をするだけで体によい食事が実践できる。

また各レシピには、カロリー・塩分はもちろんのこと、1日に食べたい食品がどれくらい含まれているのかをマークで表示。その食品で必要な栄養をどれほど摂取できるのか視覚的に理解できる点も同書の特徴だ。

▲パン食の朝献立パン食の朝献立

▲昼は具だくさんのめん昼は具だくさんのめん

▲たんぱく質に野菜もたっぷりの晩ごはんたんぱく質に野菜もたっぷりの晩ごはん

日本人の食事摂取基準


厚生労働省が5年ごとに策定する「日本人の食事摂取基準」は、国民の健康の保持・増進、生活習慣病予防のために参照するエネルギー及び栄養素の摂取量の基準を示すもの。例えば「野菜は1日350g、たんぱく質は体重1kgあたり約1g」といった具体的基準が提示されている。

同書では日本人の食事摂取基準に基づき、「各栄養素を食品に換算するとどれほどの量になるのか」という観点で、具体的な食品に置き換え、1日に食べたい食品と上手にとるコツを伝授する。


【著者プロフィール】

岩崎啓子(いわさき・けいこ)
料理研究家・管理栄養士。書籍や雑誌、テレビ、メニュー開発などで活躍中。栄養学に基づいた、やさしく飽きのこない味で、手軽で多彩な家庭料理を提唱している。著書に『夜遅くても太らない 野菜たっぷりスープ』(世界文化社)など多数。

『体にいい!栄養バランス満点のおいしい献立』
著者:岩崎啓子
定価:本体1300円+税
発売日:2019年5月30日(木)
判型:B5判/128ページ
電子版:あり
ISBN:978-4-05-801047-1
発行所:(株)学研プラス
学研出版サイト:https://hon.gakken.jp/book/2380104700

<参考URL>
『体にいい!栄養バランス満点のおいしい献立』

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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
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    さとうまちこ
    宮城県の南の方で小さな兼業農家をしています。りんご農家からお米と野菜を作る農家へ嫁いで30余年。これまで「お手伝い」気分での農業を義母の病気を機に有機農業に挑戦すべく一念発起!調理職に長く携わってきた経験と知識、薬膳アドバイザー・食育インストラクターの資格を活かして安心安全な食材を家族へ、そして消費者様に届けられるよう日々奮闘中です。
  3. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
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    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
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    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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