クボタ、北海道の米どころ新十津川町とスマート農業の普及に向け連携

株式会社クボタ、株式会社北海道クボタ、新十津川町の3者は、スマート農業の普及を通じて地域農業の発展に取り組む連携協定を締結した。

左から、北海道クボタ代表取締役社長 渡邉弥氏、新十津川町長 熊田義信氏、クボタ執行役員 農機国内営業本部長 飯塚智浩氏
出典:https://www.kubota.co.jp/news/2022/management-20220329.html

連携協定で取り組む主な内容は以下の通り。

1.スマート農業の普及拡大
・スマート農業機械・技術のフィールドテストおよび実演会の開催。
2.人材育成
・新十津川農業高校水稲コースの生徒を対象にした見学会・試乗体験の実施とインターンシップの受け入れ。
・若手・女性農家向けスマート農業研修会の開催。
3.その他
・新十津川町農業の持続・発展に役立つ取り組み全般。

スマート農業への転換を加速


新十津川町は、北海道有数の米産地として知られているが、近年は農業人口の減少や高齢化、担い手不足の課題を背景に、スマート農業技術を活用した農業生産への転換が求められているという。

3者は今回の連携協定を通じ、スマート農業技術を活用した農業生産を普及することで、新十津川町および北海道が抱える農業課題を解決したい考えだ。


株式会社クボタ
https://www.kubota.co.jp/
株式会社北海道クボタ
https://www.hokkaido-kubota.co.jp/
新十津川町「スマート農業技術の開発・実証プロジェクト」
http://www.town.shintotsukawa.lg.jp/hotnews/category_sp/322.html
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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
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    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、九州某県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方で、韓国語を独学で習得する(韓国語能力試験6級取得)。2023年に独立し、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサル等を行う一方、自身も韓国農業資材を輸入するビジネスを準備中。HP:https://sinkankokunogyo.blog/
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    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
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    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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