農業IoT事業者向け「水田用水位センサー」のELTRES版が2022年7月末に発売

株式会社Braveridgeは、「ELTRES(TM)IoTネットワークサービス」を活用して水田の水位を遠隔から検知する「CROPz 水田用水位センサーELTRES」の販売を2022年7月末から開始する。販売価格は1万8000円(税抜)。


「ELTRES(TM) IoTネットワークサービス」は、ソニーオリジナルの無線通信規格であるELTRESを用いたIoTネットワークサービス。長距離安定通信・高速移動体通信・低消費電力の3つの特長がある。

センサーと基地局を直接つなぐ


日本の水稲栽培の現場では、水田の水回り作業の省力化を目的に水田の水位を管理する農業IoTセンサーの普及が進められているが、稲の生育に最適な水深を維持していくためには、水田1枚ごとにセンサーを設置する必要があるという。

「CROPz 水田用水位センサーELTRES」は、同社が2022年5月に農業IoTサービス事業者向けに発売した安価な水田水位センサー「CROPz 水田用水位センサー Bluetooth(TM)LE」のELTRES(TM)版。

ルーターを介さずにセンサーと基地局を直接つなぐため、電源を確保できない場所でも使用できるのが特長で、上限・通常・下限の3つの段階の水位を遠隔から検知する。



使用電源は、カメラにも使用される長寿命リチウム電池(CR123A)2本で、1日3回の送信間隔を目安に約1.5年間の使用が可能。現在は、秋田県と福岡県の2カ所で試験運用を行っている。

農事組合法人みずほ(秋田県)」の水田に設置された「CROPz 水田用水位センサーELTRES」。

「農業生産法人 株式会社モアグリーン(福岡県)」に設置された「CROPz 水田用水位センサーELTRES」。

製品概要


「CROPz 水田用水位センサーELTRES」
販売価格:1万8000円(税抜)※ロット数により応相談
無線方式:ELTRES(TM)
測定方式:電気抵抗式接点センサー×3
使用電源:CR123A 2本
電池寿命:約1.5年間(1日3回の送信間隔)


CROPz 水田用水位センサーELTRES 製品情報
https://www.braveridge.com/product/archives/50
株式会社Braveridge
https://www.braveridge.com/
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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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    福田浩一
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    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、九州某県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方で、韓国語を独学で習得する(韓国語能力試験6級取得)。2023年に独立し、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサル等を行う一方、自身も韓国農業資材を輸入するビジネスを準備中。HP:https://sinkankokunogyo.blog/
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    川島礼二郎
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