東北でのスマート農業実証プロジェクトを振り返る、第1回現地勉強会「水田作」福島で開催

農研機構東北農業研究センター、福島県、東北農政局が、「令和4年度 第1回東北スマート農業実証プロジェクト現地勉強会『水田作』」を2022年11月10日に福島県で開催する。参加費は無料で、事前申し込みが必要。


2019年(令和元年)度から開始した「スマート農業実証プロジェクト」は、2022年(令和4年)度までに東北地域で24のコンソーシアムが採択され、18のコンソーシアムがすでに事業を終了している。これらのコンソーシアムで実証した成果の社会実装を加速化するため、農業者や学生等、スマート農業の担い手になり得る地域の潜在的な人材に向けて、スマート農業機械の実演と成果を紹介する勉強会を実施する。

実演会として、株式会社梅夢ファームの圃場にて、直進アシスト田植機、アグリロボコンバイン、農薬散布用ドローン等を実際に見学したのち、ブライダル&ホテル ラフィーヌにて勉強会を実施。東北の水田作での実証プロジェクト、南相馬でのコンソーシアム、スマート農業を活用した乾田直播や子実用トウモロコシの栽培、さらに生産者目線から見たスマート農業の意義について語られる。


開催概要


共催:農研機構東北農業研究センター、福島県、東北農政局
開催日時:2022年11月10日(木) 12:30~17:00
開催場所:
実演会 株式会社梅夢ファーム圃場
勉強会 ブライダル&ホテル ラフィーヌ(福島県南相馬市原町区旭町2-29)
集合場所:
勉強会会場の「ブライダル&ホテル ラフィーヌ」に12:30までに集合(受付開始:12:00~)し、バスで実演会会場に移動。
駐車場収容数に限りがあるため、自動車の場合はできるだけ乗り合わせ、または送迎での来場を推奨。なお、駐車場が満車の場合、近隣の有料駐車場を案内。
内容:
実演会 直進アシスト田植機、アグリロボコンバイン、農薬散布用ドローン等の実演
株式会社紅梅夢ファーム、株式会社クボタ
勉強会
(1)東北水田作におけるスマート農業実証プロジェクトの概要
農研機構 東北農業研究センター 春原嘉弘
(2)南相馬市小高スマート農業実証コンソーシアムの取組と成果
福島県農業総合センター 宮川貴光
(3)スマート農業技術を活用した水稲乾田直播
農研機構 東北農業研究センター 冠 秀昭
(4)スマート農業技術を活用した子実用トウモロコシの栽培
農研機構 東北農業研究センター 篠遠善哉
(5)生産者から見たスマート農業技術導入の効果
株式会社紅梅夢ファーム 佐藤良一
参集範囲:スマート農業に関心のある農業者、農業者団体、学生、農林水産省、県・市町村、公設試験研究機関、農研機構 等
定員:80名(定員に達した時点で締切)
参加費:無料(事前申し込みが必要)
参加申込方法:下記のURLより。
https://prd.form.naro.go.jp/form/pub/naro01/2022smart-tarc1
参加申込締切:2022年11月4日(金)17:00
問い合わせ先(開催事務局)
農研機構東北農業研究センター研究推進部研究推進室


令和4年度 第1回東北スマート農業実証プロジェクト現地勉強会「水田作」開催のお知らせ|農研機構
https://www.naro.go.jp/event/list/2022/10/155194.html


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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  3. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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    鈴木かゆ
    1993年生まれ、お粥研究家。「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えるべく活動中。お粥の研究サイト「おかゆワールド.com」運営。各種SNS、メディアにてお粥レシピ/レポ/歴史/文化などを発信中。JAPAN MENSA会員。
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    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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