東急不動産ら、ソーラーシェアリングの実証施設で共同プロジェクトをスタート

株式会社JDSC、東急不動産株式会社、株式会社リエネ、エクシオグループ株式会社、オムロンソーシアルソリューションズ株式会社、株式会社佐勇、ジンコソーラージャパン株式会社、ふみさん農園、丸紅メタル株式会社、株式会社ユー・シー・エル、リニューアブル・ジャパン株式会社、Sungrow Japan株式会社の12社は共同で、ソーラーシェアリング(営農型太陽光発電施設)を活用して日本の農業課題やエネルギー問題を解決する実証実験を、埼玉県東松山市にある「リエネソーラーファーム東松山 太陽光発電所」で開始する。


技術発展・事業拡大・地域連携の3つを図る


今回の実証実験は、12社が保有する技術やノウハウと地域農業者、事業者、行政機関らが持つ英知を結集して、ソーラーシェアリングを活用した発電事業の拡大や農業の効率化に必要な技術を実証する参加型のプロジェクトである。


主な実証内容と各社の役割は以下の通り。



なお、今回の実証実験の開始に先立ち、実証実験の内容や展示など行うカフェ併設型の地域共生施設である「TENOHA東松山」もオープンしたとのこと。

2022年12月18日にオープンしたTENOHA東松山(埼玉県東松山市上野本1423-1)

カフェではソーラーパネルの下で育てた野菜を使用したメニューなどを提供

リエネソーラーファーム東松山 太陽光発電所の概要


所在地:埼玉県東松山市上野本1077-1 外9筆
地目:田(一部敷地の地目変更予定)
用途地域:市街化調整区域
農地種別:農用地区域(青地)
発電出力:DC(378.78kW)・AC(248kW)
稼働開始:2022年12月


株式会社JDSC
https://jdsc.ai/
東急不動産株式会社
https://www.tokyu-land.co.jp/
株式会社リエネ
https://www.reene.co.jp/
エクシオグループ株式会社
https://www.exeo.co.jp/
オムロン ソーシアルソリューションズ株式会社
https://socialsolution.omron.com/jp/ja/
株式会社佐勇
https://www.sayu.jp/
ジンコソーラージャパン株式会社
https://www.jinkosolar.com/jp
ふみさん農園
https://fumisan0.wixsite.com/okome
丸紅メタル株式会社
https://www.marumet.co.jp/
株式会社ユー・シー・エル
https://www.ucl-group.co.jp/
リニューアブル・ジャパン株式会社
https://www.rn-j.com/
Sungrow Japan株式会社
https://ja.sungrowpower.com/
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  1. 加藤拓
    加藤拓
    筑波大学大学院生命環境科学研究科にて博士課程を修了。在学時、火山噴火後に徐々に森が形成されていくにつれて土壌がどうやってできてくるのかについて研究し、修了後は茨城県農業総合センター農業研究所、帯広畜産大学での研究を経て、神戸大学、東京農業大学へ。農業を行う上で土壌をいかに科学的根拠に基づいて持続的に利用できるかに関心を持って研究を行っている。
  2. 槇 紗加
    槇 紗加
    1998年生まれ。日本女子大卒。レモン農家になるため、大学卒業直前に小田原に移住し修行を始める。在学中は、食べチョクなど数社でマーケティングや営業を経験。その経験を活かして、農園のHPを作ったりオンライン販売を強化したりしています。将来は、レモンサワー農園を開きたい。
  3. 沖貴雄
    沖貴雄
    1991年広島県安芸太田町生まれ。広島県立農業技術大学校卒業後、県内外の農家にて研修を受ける。2014年に安芸太田町で就農し2018年から合同会社穴ファームOKIを経営。ほうれんそうを主軸にスイートコーン、白菜、キャベツを生産。記録を分析し効率の良い経営を模索中。食卓にわくわくを地域にウハウハを目指し明るい農園をつくりたい。
  4. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  5. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
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