AgVenture Lab、営農課題を抱える産地と農業系スタートアップのマッチングサイトを開設

一般社団法人AgVenture Labは、農林水産省の「令和4年度補正予算 農業支援サービス事業インキュベーション緊急対策 サービス事業体スタートアップ支援」を通じて、営農課題を抱える産地と農業系のスタートアップ企業をマッチングする特設サイトを開設した。


先端技術の定着を推進


AgVenture Labは、全国農業協同組合中央会、 全国農業協同組合連合会、 全国共済農業協同組合連合会、 農林中央金庫、 一般社団法人家の光協会、 株式会社日本農業新聞、 全国厚生農業協同組合連合会、 株式会社農協観光の共同出資で設立された一般社団法人。地域課題の解決に向けた新たな事業の創出や新サービスの開発等に取り組んでいる。

今回の事業は、営農の高度化に繋がる技術を持つスタートアップ企業と産地のマッチングを目的としている。

地方自治体、JA、農業法人等をはじめとする産地は、特設サイトのスタートアップ一覧から希望するサービスを選び、直接スタートアップに問い合わせた後、具体的な取引・協議等を進めることが可能となっている。

AgVenture Labは、「産地とスタートアップのマッチングの支援」、「両者の取組推進の支援(補助金交付・コンサルティング実施)」の2つを柱に、日本の食や農に関する課題の解決を目指す方針だ。


一般社団法人AgVenture Lab「特設サイト」
https://agventurelab.or.jp/lp/matching/
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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、九州某県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方で、韓国語を独学で習得する(韓国語能力試験6級取得)。2023年に独立し、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサル等を行う一方、自身も韓国農業資材を輸入するビジネスを準備中。HP:https://sinkankokunogyo.blog/
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    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
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    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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