ドローンを用いてイノシシ罠の見回り作業を効率化 実証実験が佐賀県で開始

上空シェアリングサービスを展開する株式会社トルビズオンは、佐賀県猟友会多久支部と共同で、イノシシ罠の見回り作業効率化のためのドローン定期巡回を目的とした実証実験を2023年5月から開始した。


ドローンの飛行に最適な空路を設定


今回の実証実験では、狩猟エリア全体を3Dモデル化して、ドローンの飛行に最適な空路を設定。その後、イノシシ罠を設置した地点をドローンの飛行システムに登録して動画やサーモカメラによる自動撮影を実施し、山奥に点在する多数の罠にイノシシがかかっているかどうかを効率的に確認していく。

3Dモデル化した狩猟エリア

狩猟エリアに設置されたイノシシ罠

罠を設置した地点に向かうドローンの位置情報

サーモカメラによる画像

同社はイノシシ罠の見回りを自動化し、農作物の被害を軽減する持続可能な鳥獣被害対策モデルを構築したい考えだ。


株式会社トルビズオン
https://www.truebizon.com/
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  1. よないつかさ
    1994年生まれ、神奈川県横浜市出身。恵泉女学園大学では主に有機栽培について学び、生活園芸士の資格を持つ。農協に窓口担当として5年勤め、夫の転勤を機に退職。アメリカで第一子を出産し、子育てをしながらフリーライターとして活動。一番好きな野菜はトマト(アイコ)。
  2. syonaitaro
    1994年生まれ、山形県出身、東京農業大学卒業。大学卒業後は関東で数年間修業。現在はUターン就農。通常の栽培よりも農薬を減らして栽培する特別栽培に取り組み、圃場の生産管理を行っている。農業の魅力を伝えるべく、兼業ライターとしても活動中。
  3. 槇 紗加
    1998年生まれ。日本女子大卒。レモン農家になるため、大学卒業直前に小田原に移住し修行を始める。在学中は、食べチョクなど数社でマーケティングや営業を経験。その経験を活かして、農園のHPを作ったりオンライン販売を強化したりしています。将来は、レモンサワー農園を開きたい。
  4. 沖貴雄
    1991年広島県安芸太田町生まれ。広島県立農業技術大学校卒業後、県内外の農家にて研修を受ける。2014年に安芸太田町で就農し2018年から合同会社穴ファームOKIを経営。ほうれんそうを主軸にスイートコーン、白菜、キャベツを生産。記録を分析し効率の良い経営を模索中。食卓にわくわくを地域にウハウハを目指し明るい農園をつくりたい。
  5. 田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。