「ゼロアグリ」ユーザー向け「肥料オンデマンドサービス」がスタート

AI潅水施肥システム「ゼロアグリ」を提供する株式会社ルートレック・ネットワークスは、「ゼロアグリ肥料オンデマンドサービス」を2023年4月から開始した。


「ゼロアグリ」とは、土壌センサー情報と気象情報を基に、農作物が必要としている最適な潅水量と施肥量を割り出し、潅水と施肥を自動で実行するAI搭載型のハウス内地下部環境制御システムである。

高品質な肥料を必要な時に必要な量だけ購入


「ゼロアグリ肥料オンデマンドサービス」は、「ゼロアグリ」のユーザーを対象にした肥料専門のオンデマンドサービス。

点滴潅水に適した高品質な肥料を必要な時に必要な量だけ購入できるのが特長で、次作でも同じ量を購入できるよう優先的に在庫を確保し、生産者は安定的な肥料購入が可能になるという。

「ゼロアグリ肥料オンデマンドサービス」のイメージ

「ゼロアグリ」では肥料の使用量をクラウド上で管理しているが、今後は在庫が少なくなったら自動で通知する機能も開発予定。

同社は、「ゼロアグリ肥料オンデマンドサービス」を通じ、国際情勢の影響などで化学肥料の入手が困難になるリスクを抱える日本の生産者を支援したい考えだ。


AI潅水施肥システム「ゼロアグリ」
https://www.zero-agri.jp/
株式会社ルートレック・ネットワークス
https://www.routrek.co.jp/
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  1. 加藤拓
    加藤拓
    筑波大学大学院生命環境科学研究科にて博士課程を修了。在学時、火山噴火後に徐々に森が形成されていくにつれて土壌がどうやってできてくるのかについて研究し、修了後は茨城県農業総合センター農業研究所、帯広畜産大学での研究を経て、神戸大学、東京農業大学へ。農業を行う上で土壌をいかに科学的根拠に基づいて持続的に利用できるかに関心を持って研究を行っている。
  2. 槇 紗加
    槇 紗加
    1998年生まれ。日本女子大卒。レモン農家になるため、大学卒業直前に小田原に移住し修行を始める。在学中は、食べチョクなど数社でマーケティングや営業を経験。その経験を活かして、農園のHPを作ったりオンライン販売を強化したりしています。将来は、レモンサワー農園を開きたい。
  3. 沖貴雄
    沖貴雄
    1991年広島県安芸太田町生まれ。広島県立農業技術大学校卒業後、県内外の農家にて研修を受ける。2014年に安芸太田町で就農し2018年から合同会社穴ファームOKIを経営。ほうれんそうを主軸にスイートコーン、白菜、キャベツを生産。記録を分析し効率の良い経営を模索中。食卓にわくわくを地域にウハウハを目指し明るい農園をつくりたい。
  4. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  5. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
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