兵庫県丹波市の農業学校「農(みのり)の学校」、2期生の募集を開始

兵庫県丹波市にある農業学校 丹波市立 農(みのり)の学校が第2期生の募集を開始した。

 農(みのり)の学校とは?


農の学校は、兵庫県丹波市と株式会社マイファーム(本社:京都府京都市、代表取締役:西辻 一真氏)が設立した全日制の農業学校だ。新規就農者を対象に、農業栽培の技術や農業経営、農村の文化などを教えている。

2019年4月に丹波市が設置者となり設立された公設民営の学校で、運営は同市から指定管理業者の指定を受けた株式会社マイファームが行う。
年齢や経験の基準は設けておらず、18歳以上であれば誰でも応募が可能。2019年4月に入学した15名の1期生も20~60歳代までと幅広い年齢層によるものだった。

2019年4月に入学した15名の1期生たち

講義は、有機無農薬栽培の実習や実地研修、地域経営の研修などで、講師である地域の農業者や農業法人の経営者らによるカリキュラムを一年間実践する内容である。
生徒の半数は東京・大阪・京都・島根など、遠方からの移住者が占めており、流通を重点に置いた農業生産やITを活用した農業生産など、生徒自身によるさまざまな人生計画に沿った講義が行われている。

今回の募集にあたり、同校では大阪での説明会を実施するほか、説明会を兼ねた現地での見学ツアーも予定している。

 2020年度募集要項

【募集要項】
丹波市立 農(みのり)の学校
開講時間 :2020年4月~2021年3月(3学期制)
総受講時間:1,216時間 週5日程度/全日制
定員:20名
入学要件:18歳以上の方
費用:授業料512,000円(税別) ※その他教科書代等負担あり
出願期間:1次募集 2019年12月27日まで

2020年度説明会の概要

【農の学校 大阪説明会】
(1)9月22日(日)14:30~16:30
(2)12月8日(日)14:30~16:30
会場:アットビジネスセンターPREMIUM大阪駅前(大阪・梅田)
住所:大阪府大阪市北区梅田1丁目12−17 梅田スクエアビル12階
アクセス :大阪駅 徒歩2分、阪神梅田 駅、西梅田 駅 徒歩1分

【農の学校 現地説明会】
(1)10月27日(日)10:30~14:00
(2)11月17日(日)10:30~14:00 
(3)12月15日(日) 10:30~14:00
会場:丹波市立 農の学校 校舎および学校農場
住所:兵庫県丹波市市島町上田1134番地
集合場所:電車の場合…10:20 JR市島駅 集合
             車の場合…10:30 ライフピアいちじま駐車場
定員:各回6~8名/家族・友人同士の参加も可
料金: ランチ代 ※当日徴収 ※現地までの交通費は各自負担

<タイムスケジュール >
10:30~ 学校説明会/ほ場見学
12:00~ 丹波のおいしいランチ交流会
13:00~ 丹波の地域見学/入学相談
14:00~ 就農・移住相談 ※希望者のみ
※終了後は最寄りの駅まで送迎有

<参考リンク>
丹波市立 農(みのり)の学校
丹波市HP
株式会社マイファーム
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WRITER LIST

  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、九州某県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方で、韓国語を独学で習得する(韓国語能力試験6級取得)。2023年に独立し、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサル等を行う一方、自身も韓国農業資材を輸入するビジネスを準備中。HP:https://sinkankokunogyo.blog/
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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