農福連携の取り組みを表彰する「ノウフク・アワード2023」の募集が開始

農林水産省は、「ノウフク・アワード2023~みんなで耕そう!人・地域・未来の豊かな循環~」の募集を開始した。募集期間は2023年8月28日(月)~2023年10月20日(金)まで。


農福連携に向けた取り組みの優良事例を募集


農福連携とは、障害者が農業分野での活躍を通じ、自信や生きがいを持って社会参画を実現していく取り組みのことである。

「ノウフク・アワード2023~みんなで耕そう!人・地域・未来の豊かな循環~」は、全国の団体・企業・個人らを対象に、農福連携に向けた取り組みの優良事例を募集して表彰するイベント

主催は、農林水産省が関係団体等と連携して設立した「農福連携等応援コンソーシアム」で、5つの賞があるという。

グランプリ
今回のアワードで優秀賞に選定されたものおよびこれまでのアワードにおいて優秀賞以上(グランプリを除く)を受賞し、かつ、今回のアワードにおいても応募があったものの中から最も優れた団体等を選定する。

準グランプリ
今回のアワードで優秀賞に選定されたものの中から審査基準における「人を耕す」、「地域を耕す」、「未来を耕す」のそれぞれの領域において特に優れている団体等を各1点選定する。

優秀賞
取組主体別に「人を耕す」、「地域を耕す」、「未来を耕す」の3つの視点から審査を行い、総合的に優れた団体等を数点選定する。(ただし、昨年度までに優秀賞以上に選定された団体等は、本年度の優秀賞の選考外となる。)

フレッシュ賞・チャレンジ賞
優秀賞に達しないものの中から、取り組み開始5年以内の団体等をフレッシュ賞、高齢者や生活困窮者等との連携や、水福、林福、地域の伝統産業との連携など、新たな農福連携に取り組んでいる団体等をチャレンジ賞として各数点選定する。

開催概要

「ノウフク・アワード2023~みんなで耕そう!人・地域・未来の豊かな循環~」

募集期間
・2023年8月28日(月)~2023年10月20日(金)
対象
農林水産業と福祉等の多様な人材が連携し、障害者等(高齢者や生活困窮者、ひきこもりの状態にある者、触法障害者等を含む)が農林水産分野で能力を発揮することによって、農林水産業と福祉が抱えるさまざまな課題の解決、障害者等の社会参画、地域活性化の実現に貢献している団体等。
応募方法
ノウフク・アワード2023特設サイト(https://noufuku.jp/award/award2023)から
今後のスケジュール
応募受付締切:2023年10月20日(金)
審査結果公表:2024年1月頃
表彰式:2024年2月頃


農福連携等応援コンソーシアム
https://www.maff.go.jp/j/nousin/kouryu/noufuku/conso.html
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WRITER LIST

  1. 加藤拓
    加藤拓
    筑波大学大学院生命環境科学研究科にて博士課程を修了。在学時、火山噴火後に徐々に森が形成されていくにつれて土壌がどうやってできてくるのかについて研究し、修了後は茨城県農業総合センター農業研究所、帯広畜産大学での研究を経て、神戸大学、東京農業大学へ。農業を行う上で土壌をいかに科学的根拠に基づいて持続的に利用できるかに関心を持って研究を行っている。
  2. 槇 紗加
    槇 紗加
    1998年生まれ。日本女子大卒。レモン農家になるため、大学卒業直前に小田原に移住し修行を始める。在学中は、食べチョクなど数社でマーケティングや営業を経験。その経験を活かして、農園のHPを作ったりオンライン販売を強化したりしています。将来は、レモンサワー農園を開きたい。
  3. 沖貴雄
    沖貴雄
    1991年広島県安芸太田町生まれ。広島県立農業技術大学校卒業後、県内外の農家にて研修を受ける。2014年に安芸太田町で就農し2018年から合同会社穴ファームOKIを経営。ほうれんそうを主軸にスイートコーン、白菜、キャベツを生産。記録を分析し効率の良い経営を模索中。食卓にわくわくを地域にウハウハを目指し明るい農園をつくりたい。
  4. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  5. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
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