TOWINGと農林中央金庫、高機能バイオ炭「宙炭」の販路拡大で業務提携

株式会社TOWINGと農林中央金庫は、TOWINGの高機能バイオ炭「宙炭(そらたん)」の販路拡大を推進する業務提携契約を締結した。

TOWINGの高機能バイオ炭に関するノウハウと農林水産業を事業基盤とする農林中央金庫の取引先等のネットワークや知見を活用し、「宙炭」の展開を通じた持続可能な農業の実現を目指す。


食農バリューチェーン上のGHG排出量削減に寄与


昨今、農業分野においては、温室効果ガス(GHG)排出抑制をはじめとした多様な課題が浮き彫りになっている。農林水産省が策定した「みどりの食料システム戦略」では、脱炭素化に向けた施策のひとつとして、輸入原料や化石燃料を原料とした化学肥料の使用低減等についての言及がなされている。

そのため、農林中央金庫では中長期目標として「投融資先等のGHG排出量削減2050年ネットゼロ」および「農林水産者所得の増加」を掲げ、農業分野の脱炭素の取り組みを進めている。

「宙炭(そらたん)」は、国内で発生した植物残渣や食品加工残渣などを炭化したバイオ炭(多孔体)に、独自スクリーニングした土壌微生物を付加し、有機肥料で培養した高機能バイオ炭だ。本来であれば廃棄・焼却される植物残渣、家畜の糞、食品加工残渣等の炭化物を原料としており、農地への炭素固定や吸収など、GHG削減効果も期待できる。

今回の業務提携では、「宙炭」の活用で組成されたカーボンクレジットの販売先について、農林中央金庫が食農関連企業等への仲介を行うことも検討。

カーボンクレジット制度を活用した農業現場における脱炭素の取り組みが生産者の所得増加や、食農バリューチェーン上のGHG排出量削減に寄与することも目指すとしている。



株式会社TOWING
https://towing.co.jp/
農林中央金庫
https://www.nochubank.or.jp/
SHARE

最新の記事をFacebook・メールで
簡単に読むことが出来ます。

RANKING

WRITER LIST

  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 加藤拓
    加藤拓
    筑波大学大学院生命環境科学研究科にて博士課程を修了。在学時、火山噴火後に徐々に森が形成されていくにつれて土壌がどうやってできてくるのかについて研究し、修了後は茨城県農業総合センター農業研究所、帯広畜産大学での研究を経て、神戸大学、東京農業大学へ。農業を行う上で土壌をいかに科学的根拠に基づいて持続的に利用できるかに関心を持って研究を行っている。
  4. 大槻万須美
    大槻万須美
    管理栄養士・フードスタイリスト。楽しく食べて健康に。食の大切さを伝えるため、料理教室、バレエダンサーやアスリートのパーソナル栄養サポート、レシピ・コラムの提供など幅広く活動。子どもの頃の毎年の米作り経験から、身近な食体験の重要性についても実感し、おとなと子どもの食育サポートにも力を注いでいる。
  5. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
パックごはん定期便