農機具王、生産者の収益向上を支援する「アグリサポート事業」を開始

中古農機具の買取販売専門店である「農機具王」を運営する株式会社リンクは、農業生産者の手取りを増やすためのコンサルティングサービスを提供する「アグリサポート事業」の立ち上げを発表した。

農業の効率化、経営の最適化、生産性の向上をサポートすることで、日本の食に貢献し、新規就農者等に新たな可能性を提供していく。


「家業としての農業」から「ビジネスとしての農業」へ


現在日本の農業現場では、農業機械の需要が増加している一方で、収入等の理由から新品の農機具を購入できない生産者が増えているという。

同社が立ち上げた新規事業部「アグリサポート」は、生産量を増やし手取りを向上させるためのコンサルティングサービスを提供する。

現在は、中古農機具の買取と販売を通じて培ってきたノウハウと経験を生かし、生産者と共に労働力のコスト計算、肥料や農薬の適正利用の推進など、「家業としての農業」から「ビジネスとしての農業」へと考え方を変えられるよう普及活動を行っている。

これにより生産性が向上し、耕作可能面積を増加させ、収益の最大化が可能になれば、年間で数百万円の収益増加が実現できるとしている。



農機具王
https://noukiguou.com/
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  1. 加藤拓
    加藤拓
    筑波大学大学院生命環境科学研究科にて博士課程を修了。在学時、火山噴火後に徐々に森が形成されていくにつれて土壌がどうやってできてくるのかについて研究し、修了後は茨城県農業総合センター農業研究所、帯広畜産大学での研究を経て、神戸大学、東京農業大学へ。農業を行う上で土壌をいかに科学的根拠に基づいて持続的に利用できるかに関心を持って研究を行っている。
  2. 槇 紗加
    槇 紗加
    1998年生まれ。日本女子大卒。レモン農家になるため、大学卒業直前に小田原に移住し修行を始める。在学中は、食べチョクなど数社でマーケティングや営業を経験。その経験を活かして、農園のHPを作ったりオンライン販売を強化したりしています。将来は、レモンサワー農園を開きたい。
  3. 沖貴雄
    沖貴雄
    1991年広島県安芸太田町生まれ。広島県立農業技術大学校卒業後、県内外の農家にて研修を受ける。2014年に安芸太田町で就農し2018年から合同会社穴ファームOKIを経営。ほうれんそうを主軸にスイートコーン、白菜、キャベツを生産。記録を分析し効率の良い経営を模索中。食卓にわくわくを地域にウハウハを目指し明るい農園をつくりたい。
  4. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  5. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
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