ヤンマー、小規模農家向けトラクター「YT1シリーズ」に直進アシスト機能を追加

ヤンマーアグリ株式会社は、中山間地や畑作地の作業などに適した「YT1シリーズ」トラクターの2型式(YT120/122)に、農作業の高効率化・高精度化を実現する直進アシスト機能仕様を追加し、2023年11月1日に発売した。メーカー希望小売価格は、276万1000円~336万6000円(税込)。


高精度な直進作業を実現


現在、日本では農地の集約化に伴い農機の大型化が進んでいるが、中山間地の小規模農家や畑作農家では、コンパクトで取り回しの良いトラクターが求められているという。

「YT1シリーズ」は、日本の中山間地や畑作地の作業などに適したコンパクトなトラクター。今回、追加された直進アシスト仕様は、熟練のオペレーターの作業負担を軽減するとともに、操作に不慣れな人でも高精度な直進作業を可能にしている。

衛星などを通じ補正情報を取得するD-GNSS方式の自動操舵システムを採用しているため、事前に基準線のA点・B点を登録することで、基準線と平行に正確な作業が行える。また、直進作業後の旋回時にハンドルを切るだけで、直進アシスト機能が自動でOFFになり、作業機が自動で上がる。

さらに、旋回後に作業機昇降スイッチを下げるだけで直進アシスト機能が自動でONになるため、オペレーターはハンドル操作に集中できる。

直進アシスト機能を使用した作業イメージ

また、誤差±2~3cmの精度で作業が行える「RTKアップグレードキット」オプションを用意。うね立てやあぜ塗りなど、特に高精度な走行が求められる作業に適している。使用するには、補正情報サービスの契約と通信端末が必要となる。

直進アシスト機能によるうね立て作業イメージ

製品情報


品名:「YT1シリーズ」直進アシスト機能仕様
型式:YT120/122 ※仕様区分 G:直進アシスト仕様
価格:276万1000円~336万6000円(税込)
発売:2023年11月1日


「YT1シリーズ」商品ページ
https://www.yanmar.com/jp/agri/products/tractor/yt118_yt120_yt122/
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
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    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
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    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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    鈴木かゆ
    1993年生まれ、お粥研究家。「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えるべく活動中。お粥の研究サイト「おかゆワールド.com」運営。各種SNS、メディアにてお粥レシピ/レポ/歴史/文化などを発信中。JAPAN MENSA会員。
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    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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