【2023年11月 野菜市況】前半は高値傾向、後半にだいこんやはくさいが平年並みの価格に

農林水産省は、東京都中央卸売市場に出荷される野菜の2023年11月の生育状況と価格見通しを公表した。全体として高値傾向だが後半は平年並みに戻る見込みだ。


だいこん・はくさい・キャベツ 後半から平年並みに


だいこん・にんじん・はくさい・キャベツ・ねぎ・トマト・ピーマンは、8月から9月にかけての高温や干ばつの影響により、前半は平年を上回って推移する予想だが、後半は平年並みに戻る見込み。

たまねぎは、8月から9月にかけての高温の影響による歩留まりの低下に加え、小玉傾向になっているため、出荷数量が平年を下回り、価格は平年を上回って推移すると予想している。

ほうれんそう・レタス・きゅうり・なす・馬齢しょ・さといもについては、大幅な出荷数量の減少が見られないため、平年並みで推移するとしている。


農林水産省「需給、ガイドライン、入荷および価格の見通し等に関する情報」
https://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/yasai_zyukyu/index.html
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
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    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  3. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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    鈴木かゆ
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    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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