クールコネクト、コンビニや飲食店向けに業務用野菜の宅配サービスを開始

クールコネクト株式会社は、コンビニや飲食店向けに業務用野菜の宅配を行うサービスを開始した。


小ロットからも対応、安定した価格での卸売りを目指す


クールコネクトは、農産物の流通や農業フランチャイズ事業などを手がけるスタートアップ企業。「農の未来をつなぐ」というビジョンを掲げ、農産物の生産や販売、次世代の生産者の育成などを行っている。

青果流通では、農産物の品質管理や鮮度の維持、物流の効率化、価格の安定、さらに農家と小売業者間での情報不足といった課題があるという。また、需要の変動に対する柔軟性の欠如、品質や安全性の保証、供給の安定性、価格の変動による飲食店経営への影響など、多くの課題を抱えている。

野菜卸のしくみ
今回開始したサービスでは、同社の契約農家や市場での仕入れも含めて、品質の管理と生産量の調整を行い、季節や需要の変動に対応しながら通年で安定した価格での卸売りを目指す。

また、小ロットからの注文にも対応し、多様な青果や果物を取りそろえることで、サービスを利用する飲食業界や小売業者に対し幅広い選択肢を提供するとしている。

ファミリーマートファミリーマート 金町五丁目店

ファミリーマート新小岩ルミエール店

現在は関東地域でサービスをスタートし、ファミリーマートの金町五丁目店と新小岩ルミエール店で青果販売を行っている。


クールコネクト株式会社
 https://www.cool-c.com/
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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、福岡県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方、韓国語を独学で習得(韓国語能力試験6級)。退職後、2024年3月に玄海農財通商合同会社を設立し代表に就任、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサルティングや韓国農業資材の輸入販売を行っている。会社HP:https://genkai-nozai.com/home/個人のブログ:https://sinkankokunogyo.blog/
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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