AGRIST株式会社はJR九州ファームと共同で、宮崎県のピーマン農家の協力の下、AI収穫ロボットのテスト運用を開始した。

ピーマン自動収穫ロボットの現場実装を目指す

ピーマン自動収穫ロボット「L」は、ハウス内に設置したワイヤーに吊り下げて使用する自動収穫ロボットで、収穫に適した果実を認識するAIや独自開発のベルト式収穫ハンドなどが搭載されている。



今回の取り組みは、宮崎県が設立した「みやざきグリーンイノベーションプラットフォーム（みやざきGRIP）事業」の一環として実施するもの。豊富な農林水産資源を有する宮崎を舞台に、持続可能な農林水産業の実現に向けた新たなビジネスを創出し、民間企業、団体、農林漁業者、自治体などの出会いおよび連携づくりを図る場所である。

このプラットフォームを活用して宮崎県内の生産者と連携し、ピーマン自動収穫ロボットの現場実装を目指したテストを実施。

「長期間稼働時の収穫量の検証」、「収穫口ボットに適した栽培管理方法の比較・検討」、「他の農作業や人による収穫作業とのすみ分け」、「必要なサポート体制の検討」の4つを目的に、収穫ロボットとの相性が良い栽培方法の指針を定めるとともに、オペレーションの詳細や運用体制などを検討していく。

AGRISTは今回の取り組みを通じ、生産性向上の大きな障害となっている収穫作業を大幅に効率化する狙いだ。





AGRIST株式会社
https://agrist.com/
「みやざきグリーンイノベーションプラットフォーム（みやざきGRIP）事業」
https://hinatamafin.pref.miyazaki.lg.jp/soshiki/noseikikakuka/1928.html