細根の発根を促進する微生物由来の農業資材「LaPlaS」発売

兵庫県加古郡稲美町で米殻集荷業等を営む株式会社井澤商店は、植物の免疫力向上や生長促進に効果が期待されている微生物由来の成分である「LPS」(リポ多糖)を含有した農業資材「LaPlaS(ラプラス)」の販売を、自社の公式オンラインショップで開始した。

販売価格は1リットル5700円(税込)、5リットル2万7500円(税込)、10リットル3万9800円(税込)。


さまざまな農薬や液肥と混用が可能


植物の根には、土壌中の養分を吸収したり水分を吸収する役割があり、長く太く伸びていく主根と、そこから出る側根の2つがある。さらに側根から出ている細い根は根毛(細根)と呼ばれ、養分を吸収する役割を持っている。

根毛を増やすことで、土と根が接触する面積を増やし、効率よく養分をたくさん吸収させることができるが、半ば強制的に根を伸ばそうとすると、植物の体力が消耗し疲弊するリスクがあるという。


「LaPlaS」は、細根の発根を促進させ、暑さや寒さなどの環境ストレスから植物を守り、糖度や食味、品質のばらつき、なり疲れなどを防ぐ微生物由来の農業資材。一気に根を発生させるのではなく、植物のエネルギーを保ちながら細根の発根を促進することができる。

同社が明治大学らと実施した共同研究では、土壌の栄養状態が貧しい場合でも、主根が生長し、植物体地上部乾重量が増加することが判明している。

シロイズナによる栽培試験の結果

「LaPlaS」を散布した作物(右側)の根。細かな根が多く増えているのがわかる

特長は、現在使用されているさまざま農薬や液肥と混用できることで、葉菜類や根菜類、果菜類など幅広い作物に対応しているとのこと。

ユーザーの声


1.「味も実付きも良かったです。」


「お陰さまで春作のフルーツトマト&大玉トマト、リーフエナジー&ラプラス液等の効果なのか最後まで味が良く、実付きも良かったと思います。ありがとうございました」

2.「落花生の収量1.3〜2倍UP!」


「体感ですが、落花生収量1.5倍くらいあります。ありがとうございます。一株ずつ測って見ても、1.3から多いやつだと2倍ありました。ちなみに、このデータは相収量なので面積割してないので反収にしたら、他より2トンほど差をつけてダントツトップになっています」



井澤商店公式YouTube



株式会社井澤商店
https://izawasyouten.jp/
井澤商店公式オンラインショップ
https://izawa138.base.shop/
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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、福岡県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方、韓国語を独学で習得(韓国語能力試験6級)。退職後、2024年3月に玄海農財通商合同会社を設立し代表に就任、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサルティングや韓国農業資材の輸入販売を行っている。会社HP:https://genkai-nozai.com/home/個人のブログ:https://sinkankokunogyo.blog/
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    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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