JDSC、AIとデータサイエンスで農業DXを実現する「agri insight」の提供を開始

株式会社JDSCは、AIとデータサイエンスで農業の課題を解決するソリューション「agri insight(アグリ・インサイト)」の提供を2024年1月9日に開始した。

農地における環境データのシミュレーションや収穫量の予測、データ活用の取り組み支援を行うサービスで、農業の省力化と効率化の実現に貢献する。


農地におけるデータ活用の取り組みをサポート


株式会社JDSCは、物流最適化や需要予測など、基幹産業を中心とした幅広い分野に対してAIを活用したソリューションを提供する企業。AIアルゴリズムに関する技術面での豊富な知見を有し、各産業のDXを推進している。

食を支える農業は、高齢化や後継者不在により深刻な労働者不足に直面している。農地集約が進み経営規模が拡大する一方で、技術やコストの観点、熟練農家の技術伝承の難しさから、新規就農のハードルが高まっていて、就農者の数は低迷し続けているという。また、日本の食糧自給率は先進国で最も低く、一次産業の低迷を食い止めることが喫緊の課題となっている。

今回JDSCが提供を開始した「agri insight」は、農地の環境データを用いたシミュレーションや収穫量の予測、データ活用のサポートを行うソリューション。発育状況の可視化をはじめ、農作物の収穫量・収穫時期や防除作業の予測、作物の選択・作付け時期の提案など、AIとデータの力を活用して、農業課題の解決とDXの実現に寄与していく。

「agri insight」の特徴


1. 農地における環境データのシミュレーション

位置情報やオープンデータから、農地における環境データを推定し、営農計画の策定や営農手法の決定をサポート。
ソーラーシェアリングの場合には、上部空間のパネル位置を考慮したシミュレーションも可能。

2. 収穫量予測

農地のセンシングデータや作物の文献情報から、収穫量や適切な収穫時期を予測。

3. データ活用の取り組み支援

農地のセンシングを通して実現したい内容に応じて、計画策定からデータ取得、分析までを一気通貫で伴走する。主な支援内容は以下の通りだ。

・可視化すべきデータ項目の洗い出し
・必要なデータ取得機器の選定
・設置サポート
・データモニタリング
・分析データからの示唆出し


JDSCは、今後のサービス拡充を視野に入れ、東急不動産が運営するソーラーシェアリング施設「リエネソーラーファーム東松山」で日射量や土壌温度などの環境データを収集する計画も進めている。これにより、ソーラーシェアリングにおける農業の効率化や最適な営農手法の確立を目指していく。


株式会社JDSC
https://jdsc.ai/
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. さとうまちこ
    さとうまちこ
    宮城県の南の方で小さな兼業農家をしています。りんご農家からお米と野菜を作る農家へ嫁いで30余年。これまで「お手伝い」気分での農業を義母の病気を機に有機農業に挑戦すべく一念発起!調理職に長く携わってきた経験と知識、薬膳アドバイザー・食育インストラクターの資格を活かして安心安全な食材を家族へ、そして消費者様に届けられるよう日々奮闘中です。
  3. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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