株式会社笑農和は、株式会社NTTデータCCSとの連携を開始した。これにより、水稲栽培における水管理の最適化を目指していく。

高度な水管理の実現に向け連携

笑農和は、IoTを活用した水田向けの水管理システム「paditch」を提供する企業。水田の水管理を遠隔化・自動化することで、水稲栽培における省力化と収量アップを実現している。現在は、paditchを設置してJークレジットの方法論である「水稲栽培による中干し期間の延長」を実施する生産者を対象に、カーボンクレジットを提供するカーボンパートナービジネスも推進している。

NTTデータCCSは、画像解析とAIを用いた特許技術により、稲の生育ステージを判定する水稲画像AIソリューションを提供する企業。AIや画像解析を用いることで、水稲栽培における勘やコツを共有できるだけでなく、田んぼの中に入ることなく生育ステージの確認が行えるようになる。また、追肥など生育ステージに応じた作業を行うことで、収量性と品質の向上が可能になるという。

paditchは水位・水温センサーとの組み合わせによる自動化で既に収量アップと省力化を実現しているが、豊富な学習データを擁したAI画像診断技術を保有するNTTデータCCSと連携することにより、中干しの最適化等、さらに高度な水管理を追求していく。来シーズンの水稲栽培での利用開始を目指しているとのこと。


株式会社笑農和
https://enowa.jp/
株式会社NTTデータCCS
https://www.nttdata-ccs.co.jp/