カンボジア産カシューナッツ殻を活用したバイオマス燃料化事業、日本企業が現地法人で着手

株式会社レーベンクリーンエナジーは、株式会社トッププランニングJAPAN、株式会社福山コンサルタントと共に、カンボジア現地法人「MIRARTH Agri Tech Co., Ltd.」を設立。世界有数のカシューナッツ原産国であるカンボジアにおいて、カシューナッツ殻を活用したバイオマス燃料化事業に着手した。


バイオマス燃料化事業参入に向け現地法人を設立


レーベンクリーンエナジーはMIRARTHホールディングス株式会社のグループ会社で、太陽光発電など再生可能エネルギーに関する事業を行う企業。生物由来のバイオ燃料によるバイオマス発電にも着目し、2023年4月には株式会社土谷特殊農機具製作所、スズキ株式会社との共同出資により、富士山朝霧バイオマス発電所での発電を開始している。

今回開始したカンボジア産カシューナッツ殻を活用したバイオ燃料化事業は、こうした事業ポートフォリオの多様化の一環として実施するもので、これまで国内に限られていた事業拠点を海外に拡大し、カンボジアの経済発展に貢献することを目的としている。

カンボジアは世界有数のカシューナッツ原産国であるが、近代的な加工工場および生産オペレーション技術が無く、長年にわたりほぼ全量を近隣国に輸送していた。そのため、加工やパッケージ化、日本を含む諸外国への輸出など、付加価値の高い産業領域は近隣国に流出していたという。

こうした実態に着目したトッププランニングJAPAN(TPJ)は、国際協力機構(JICA)の支援を得て、2019年にカシューナッツ加工モデルとバリューチェーン構築のための案件化調査を実施。2020年には現地法人TPJカンボジアを設立し、現地カシューナッツ工場の運営や商品開発のノウハウの移転を行った。2021年には新工場が完成し、本格稼働している。

これまで培ってきたカシューナッツ生産・加工・流通に関する技術をより発展させる形で、現地工場を新たに建設し、雇用拡大や日本の製造オペレーション技術導入による労働生産性の向上により、同国の経済発展に資することを目指す。


MIRARTHホールディングス株式会社
https://mirarth.co.jp
株式会社レーベンクリーンエナジー
https://www.leben-ce.com/
MIRARTH Agri Tech Co., Ltd.
https://www.mirarth-gt.com/agri/
株式会社トッププランニングJAPAN
https://www.tpjp.co.jp/
株式会社福山コンサルタント
https://www.fukuyamaconsul.co.jp
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
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    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  3. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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    鈴木かゆ
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    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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