籾殻を有効活用した固形バイオ燃料「モミガライトPopke(ポプケ)」が発売

株式会社穴太ホールディングスは、米の籾殻(もみがら)を活用した固形燃料「モミガライトPopke(ポプケ)」を2023年2月10日(金)に発売した。

※「ポプケ」とはアイヌ語で「暖かい」を意味する言葉である。

廃棄処分される籾殻を有効活用したエコ燃料


「モミガライトPopke(ポプケ)」は、同社が運営する「The北海道ファーム」などで生産した米を精米する過程で発生した籾殻を利用して製造した自然由来の固形燃料。

用途は、「家庭用薪ストーブの燃料」、「キャンプ・バーベキュー等の燃料」、「災害時の非常用備蓄燃料」などで、以下3つの特長があるという。

1.燃焼時間が長い
株式会社トロムソが開発したモミガライト製造装置「グラインドミル」を使用して、籾殻を10分の1程度に圧縮成形しているため、燃焼時間が長い。(薪の2倍以上)
2.保存期間が長い
製造段階で高熱が発生し、水分が均一化されるため、虫などの異物が混入しない。(水に濡れない限り10年程度の保管が可能)
3.還元性が高い
燃焼後に残る固形灰に、植物の細胞の働きを強化するケイ素(シリカ)という成分が含まれているため、土壌改良の肥料として土に還元することができる。

同社は、「モミガライトPopke(ポプケ)」の販売を通じ、SDGsの達成を推進したい考えだ。

商品情報


品名|モミガライトPopke(ポプケ)
価格|20kg:1500円(税込)・40kg:3000円(税込) ・100kg:7000円(税込)・200kg:1万4000円(税込)・300kg:2万1000円(税込)
発売|2023年2月10日(金)
取扱|穴太商店 (千葉県君津市泉278-1)・米専門店やまぐち(神奈川県秦野市曽屋827-6)・The北海道ファーム(北海道夕張郡栗山町字旭台168-63)・穴太商店オンラインショップ(https://www.anou-shoten.com/)


株式会社穴太ホールディングス
https://anou-group.co.jp/
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
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    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
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    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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    鈴木かゆ
    1993年生まれ、お粥研究家。「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えるべく活動中。お粥の研究サイト「おかゆワールド.com」運営。各種SNS、メディアにてお粥レシピ/レポ/歴史/文化などを発信中。JAPAN MENSA会員。
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    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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