調布市ら、バイオガスプラントを活用した給食残菜の再資源化をテーマに食育を実施

調布市は、NTT東日本、株式会社NTTアグリテクノロジー、株式会社ビオストックの3社と共同で、学校給食の調理残菜の再資源化をテーマにした食育の取り組みを2022年6月23日に調布市立深大寺小学校で実施した。

都市型資源循環モデルを学ぶ


調布市は、2018年4月に策定した食育推進基本計画に基づき、学校や保育園など子ども関連施設を利用した食に関するイベント等の開催を通じて、市民に食育の大切さを伝えている。

今回の取り組みでは、超小型バイオガスプラントを利用して、学校給食の調理残菜を、ローカル5G実証ハウスで使用する再生可能エネルギーや学校の花壇に使用する液体肥料に還元する都市型資源循環モデルの学習を実施した。


各者が担当した役割は以下の通り。

調布市
・ 環境教育の企画、学校給食調理残菜の提供、食育の推進など。
NTT東日本
・ 全体コーディネート、学習環境の提供、バイオガスプラントにおける学校給食調理残菜受入など。
ビオストック
・ 超小型バイオガスプラントの提供。(運用保守を含む)
・ 資源循環をテーマにした学習コンテンツの提供等。
NTTアグリテクノロジー
・最先端技術を活用して栽培したトマトの給食提供。
・最先端農業、地産地消をテーマにした学習コンテンツの提供など。

4者は、市内の小・中学校や幼稚園、保育園を対象に、食育をテーマにした環境教育を実践していくことで、バイオガスプラントから排出されるメタン発酵消化液を活用した液体肥料の利用を推進したい考えだ。


調布市
https://www.city.chofu.tokyo.jp/
NTT東日本
https://www.ntt-east.co.jp/
株式会社NTTアグリテクノロジー
https://www.ntt-agritechnology.com/
株式会社ビオストック
https://biostock.co.jp/
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. さとうまちこ
    さとうまちこ
    宮城県の南の方で小さな兼業農家をしています。りんご農家からお米と野菜を作る農家へ嫁いで30余年。これまで「お手伝い」気分での農業を義母の病気を機に有機農業に挑戦すべく一念発起!調理職に長く携わってきた経験と知識、薬膳アドバイザー・食育インストラクターの資格を活かして安心安全な食材を家族へ、そして消費者様に届けられるよう日々奮闘中です。
  3. 北島芙有子
    北島芙有子
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    川島礼二郎
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    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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