先端技術で農業に新たな価値を生み出す「AOIプロジェクト研究成果発表会」が3月14日に開催

静岡県は、「令和5年度 AOIプロジェクト研究成果発表会」を2024年3月14日に、沼津市のプラサヴェルデとライブ配信にて開催する。参加費は無料。


農業を軸とした関連産業のビジネス展開を促進


AOIプロジェクトは、“アグリ、オープン、イノベーション”の頭文字からとったもので、革新的な栽培技術や品種の開発による農業の飛躍的な生産性の向上や、「産・学・官・金」の幅広い参画による農業を軸とした関連産業のビジネス展開の促進を目的としたプロジェクト。

県内外の研究機関や企業等が互いの技術力やアイデア力を持ち寄り、協創して農業の生産性革新に取り組むための拠点として、2017年8月に沼津市に「AOI-PARC」を開所した。

今回の発表会は、民間事業者との連携による事業化や社会実装を加速させることを目的としており、AOI-PARCの各機関の取組内容や研究成果紹介のほか、「先端技術の活用による持続可能な農業」をテーマとした基調講演とパネルディスカッションが実施される。

内容


基調講演循環型農業の実現を目指した農業土壌微生物アトラスの構築とその応用」
講師 竹山春子氏 早稲田大学先進理工学部 教授

パネルディスカッション 「持続可能な農業に向けた未利用資源の活用」
(パネリスト)
竹山春子氏 早稲田大学先進理工学部 教授
和田智之氏 (国研)理化学研究所光量子工学センター光量子制御技術開発チームリーダー
簑威賴氏 株式会社アサギリ 代表取締役
矢野千代子氏 一般財団法人アグリオープンイノベーション機構 コーディネーター
(ファシリテーター)
神成淳司 氏 慶應義塾大学環境情報学部 教授

取組紹介
・慶應義塾大学SFC研究所
・(国研)理化学研究所
・静岡県農林技術研究所
・一般財団法人アグリオープンイノベーション機構
・オープンイノベーション型事業化促進事業(SDGs貢献型)補助事業者
・ふじのくにSDGs認証制度
・AOI-PARC入居事業者等(ポスター展示)

交流会(会場参加者のみ自由参加 飲食なし)

開催概要

日時:2024年3月14日(木)13:00~17:25(交流会は17:55まで)
会場:プラサヴェルデ(沼津市大手町1-1-4) 3階コンベンションホールB
料金:無料
定員:会場150人、ライブ配信200人(先着)
申込:所属名、部署名、氏名、電話番号、メールアドレス、参加希望方法(会場又はライブ配信)をFAX又はメールで送付。
送付先等詳細はこちら
https://www.pref.shizuoka.jp/sangyoshigoto/nogyo/nogyoshinkou/1003292/1059697.html
申込〆切:2024年3月7日(木)


静岡県
https://www.pref.shizuoka.jp/
静岡県「先端農業の推進:AOIプロジェクト/AOI-PARC」
https://www.pref.shizuoka.jp/sangyoshigoto/nogyo/nogyoshinkou/1003292/1026959.html
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  3. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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    鈴木かゆ
    1993年生まれ、お粥研究家。「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えるべく活動中。お粥の研究サイト「おかゆワールド.com」運営。各種SNS、メディアにてお粥レシピ/レポ/歴史/文化などを発信中。JAPAN MENSA会員。
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    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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