農蓄水産物の直接売買マーケットプレイス『OWL(アウル)』が生産者向けの登録受付をスタート

レッドホースコーポレーション株式会社は、12月中旬にリリースを予定している農蓄水産物を直接売買できるマーケットプレイス『OWL(アウル)』の生産者登録の受付をスタートした。


『OWL(アウル)』とは?


『OWL(アウル)』は、農畜水産物の直接売買をオンライン上で可能にしたアプリだ。参加する生産者はすべて地方自治体が推薦する生産者であるため、高品質な農畜水産物を安心して購入することができるサービスを提供している。

アプリ内では、生産者と消費者がチャットを通じて自由にやり取りできるため、生産者は自身がつくった農畜水産物の良さをアピールでき、購入を希望する消費者は不安や疑問を解消しながら利用できる。

生産者自身が自由に価格設定できるため、従来の販売ルートよりも高い収益率を実現することも可能とのこと。9月末に行われたリリース発表以降、現在では14の自治体が参加を表明している。

アプリのイメージ



登録で農畜水産物の出品が可能に


今回、同社がスタートした農蓄水産物の登録受付は、農畜水産物を出品したい生産者に対し登録用の専用アプリを提供するもの。


参加自治体が主導となり生産者向けの説明会を開催、使用方法の説明や登録用アプリの案内が行われる。
各自治体ではそれぞれの出品基準を設けているが、現時点ではふるさと納税事業に参加する生産者のみが対象とのこと。

参加を表明している自治体


現在、参加を表明している自治体は以下の通り。(50音順敬称略)

  1. 秋田県男鹿市
  2. 茨城県境町
  3. 香川県観音寺市
  4. 香川県東かがわ市
  5. 熊本県長洲町
  6. 群馬県下仁田町
  7. 高知県芸西村
  8. 高知県須崎市
  9. 佐賀県みやき町
  10. 兵庫県市川市
  11. 福岡県大木町
  12. 宮城県大郷町
  13. 宮崎県都農町
  14. 山口県萩市

 

<参考リンク>
レッドホースコーポレーション株式会社
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  1. 加藤拓
    加藤拓
    筑波大学大学院生命環境科学研究科にて博士課程を修了。在学時、火山噴火後に徐々に森が形成されていくにつれて土壌がどうやってできてくるのかについて研究し、修了後は茨城県農業総合センター農業研究所、帯広畜産大学での研究を経て、神戸大学、東京農業大学へ。農業を行う上で土壌をいかに科学的根拠に基づいて持続的に利用できるかに関心を持って研究を行っている。
  2. 槇 紗加
    槇 紗加
    1998年生まれ。日本女子大卒。レモン農家になるため、大学卒業直前に小田原に移住し修行を始める。在学中は、食べチョクなど数社でマーケティングや営業を経験。その経験を活かして、農園のHPを作ったりオンライン販売を強化したりしています。将来は、レモンサワー農園を開きたい。
  3. 沖貴雄
    沖貴雄
    1991年広島県安芸太田町生まれ。広島県立農業技術大学校卒業後、県内外の農家にて研修を受ける。2014年に安芸太田町で就農し2018年から合同会社穴ファームOKIを経営。ほうれんそうを主軸にスイートコーン、白菜、キャベツを生産。記録を分析し効率の良い経営を模索中。食卓にわくわくを地域にウハウハを目指し明るい農園をつくりたい。
  4. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  5. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
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