スマート農業の現状を高校生に説明する「岩見沢地区におけるスマート農業加速化実証プロジェクト研修会」を12月5日に開催

中小機構(独立行政法人中小企業基盤整備機構)北海道本部は、12月5日に「スマート農商工連携促進事業」の一環として、スマート農業の先進地である岩見沢市にて研修会を開催する。参加は無料だが、事前申し込みが必要。申し込み期限は12月3日までとなっている。

岩見沢地区のスマート農業技術による先進的な取り組み

北海道農業において、就業者の減少や高齢化等に対応するため、作業の機械化・省力化等の動きが活発化している。特に岩見沢を中心とする地域では、行政、農業者、IT企業、また、地元農業高校を含め、スマート農業の基盤整備、技術開発から人材育成まで、それぞれの立場から幅広い取り組みが進められている。

同研修会では、岩見沢地区において実践されている農林水産省の施策である「スマート農業加速化実証プロジェクト」(岩見沢地区における実証課題名称:スマート農業技術導入による地域水田農業の活性化プロジェクト)の取組内容を、次代を担う農業高校生を主体として、同プロジェクトに関心のある方々に向けて詳しく解説する。

同プロジェクトに携わる技術者や農業者が、それぞれの視点から取組の現状や今後の可能性について発表することで、取り組みへの理解が広がり、技術者および農業者の更なる連携強化が促進されると考えられている。これにより、スマート農業の技術開発や普及拡大が進み、地域全体の活性化が期待される。



<開催概要>
「岩見沢地区におけるスマート農業加速化実証プロジェクト研修会」
開催日時:12月5日10:45~12:30
会場:北海道岩見沢農業高等学校 自成寮 大研修室
住所:北海道岩見沢市並木町1-5
料金:無料

<参考URL>
岩見沢地区におけるスマート農業加速化実証プロジェクト研修会
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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、九州某県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方で、韓国語を独学で習得する(韓国語能力試験6級取得)。2023年に独立し、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサル等を行う一方、自身も韓国農業資材を輸入するビジネスを準備中。HP:https://sinkankokunogyo.blog/
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    川島礼二郎
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    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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