葉色解析サービス「いろは」、年額1万2000円の新料金でより使いやすく

株式会社スカイマティクスは、葉色解析クラウドサービス「いろは」に、さまざまな経営規模で利用できるよう、新料金体系の「従量課金プラン」と新解析サービスの「解析オプション」を実装し、4月8日より提供を開始する。


「いろは」は、葉色画像の診断・管理をインターネットを通じて簡単に行えるサービス。ドローンにより撮影された画像は「いろは」にアップロードされることで、圃場内の位置に合わせて自動的に配置、記録される。また、クラウドサービス上に用意された生育診断機能を利用することで、作物の生育状況や病気や害虫、雑草といった農地の状況などを画像ごとに記録可能。毎日の葉色の確認を容易にし、きめ細かな生育管理を実現する。

新料金プラン

今回のリニューアルでは、従来の年額18万円の年間定額プランに加えて、年額1万2000円から利用できる新料金体系「従量課金プラン」が登場。ドローンを持っているが年中撮影するわけではないという人や、ドローンで取得した農地の画像を試しに解析してみたい人も気軽に利用できるようになる。

解析事例「キャベツの生育管理」

また、新解析サービス「解析オプション」では、オルソモザイクやDSMの生成のほかに、画像処理・AI解析技術を用いた雑草解析や葉物野菜の生育診断、収量計算などが利用可能に。「従量課金プラン」でも、解析オプションを追加契約することで高度な解析が利用できる。

なお、「いろは」には、最大1カ月間の無料トライアルが用意されている。画像に位置情報を付与する機能を有する市販ドローンにも対応し、手持ちのドローンでも利用可能だ。

<参考URL>
株式会社スカイマティクス

葉色解析サービス「いろは」

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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
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    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  3. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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    鈴木かゆ
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    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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