農家向け栽培管理アプリ「アグリハブ」が「JA集出荷システム」とシステム連携を開始

株式会社Agrihubは、農家のための作業管理アプリ「アグリハブ」が、全国農業協同組合連合会(JA全農)が提供する「JA集出荷システム」とのシステム連携を開始したことを発表した。


生産者の利便性向上へ


株式会社Agrihubは、農作業管理アプリ「アグリハブ」や、農産物取扱事業者向けの農薬適正使用管理に特化した営農管理システム「アグリハブクラウド」の開発・運営を手がけている。生産者や生産法人、JAの栽培管理を支援するアプリケーションの開発を行い、農業現場の作業性の向上、農業DXの推進に貢献してきた。

「アグリハブ」は現在4万人を超えるユーザーに利用されており、その中から、「アグリハブ」と「全農集出荷システム」との連携を望む声があがったことで、今回のシステム連携が実現した。


「アグリハブ」は、エンジニアで農家でもある同社代表が開発した農家向けのアプリケーションで、農作業に必要な農薬情報の検索機能、農薬の散布管理機能、農業日誌、売上管理機能などを搭載している。

JA全農が提供する集出荷システムは、JAの集出荷業務を効率化できるクラウドシステムで、生産者ごとの荷受け集計から出荷報告書作成までの管理が行える。また、ハンディによる読み込みやスマートフォンへの入力など、多様な荷受け手段を提供しているほか、各システムへのデータ連携によって伝票などへの多重入力が不要になる。

今回の連携では、生産者が普段使っている「アグリハブ」から、「JA集出荷システム」が起動できるようになり、生産者が複数のシステムを使い分けることなく、1つのアプリで作業を完結できるようになる。

これまで分散管理されていたシステムを一元化することで、生産者の導入ハードルを下げ、さらなる生産者の作業性向上と農業DXの実現を目指す。

今後もユーザーの利用シーンに合わせた機能追加を行い、農家の作業性向上に貢献していくとともに、生産から流通、販売までを包括する総合的な農業プラットフォームの構築を目指し、日本の農業のデジタル化と発展に寄与していきたいとしている。


株式会社Agrihub
https://www.agrihub-solution.com
全国農業協同組合連合会
https://www.zennoh.or.jp/

アグリハブ
https://www.agrihub-solution.com/agrihub
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. さとうまちこ
    さとうまちこ
    宮城県の南の方で小さな兼業農家をしています。りんご農家からお米と野菜を作る農家へ嫁いで30余年。これまで「お手伝い」気分での農業を義母の病気を機に有機農業に挑戦すべく一念発起!調理職に長く携わってきた経験と知識、薬膳アドバイザー・食育インストラクターの資格を活かして安心安全な食材を家族へ、そして消費者様に届けられるよう日々奮闘中です。
  3. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
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    川島礼二郎
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    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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