株式会社チームゼットと株式会社トクイテンは、トマトの写真から数量をAIで推定する「トマトAIカウンターアプリ」を開発した。
 

簡単な操作でトマトの数を自動推定

株式会社チームゼットは、ITソリューションの開発や企業のDX支援などを行う企業。

株式会社トクイテンは、AIとロボットによる有機農業の自動化を目指す企業。愛知県知多市に自社ビニールハウスを建設し、有機ミニトマトの栽培を行っている。

人手不足が深刻化する日本の農業現場では、流通の最適化が課題となっている。生鮮食品の流通には正確な収穫量の予測に基づいた取引が行われているが、人手不足のため非熟練者による収量予測が行われており、その精度に課題があるという。

チームゼットとトクイテンはこのような課題を解決するため、写真を撮影するだけでAIがトマトの数を自動で推定するツールを開発した。スマートフォンさえあれば特別な機材を必要とせず、簡単な操作で利用可能だ。また、データはクラウドで管理される。



現在は試験段階となっているが、将来的には商用化を視野に入れており、今後はトマトの成熟度推論や収穫量予測機能の開発にも着手する予定だ。なお、同プロジェクトに関心のある企業や農業関係者からの意見や協業の提案募集も行っているとのこと。


株式会社チームゼット
https://team-z.co.jp/
株式会社トクイテン
https://about.tokuiten.jp/