新たなビジネスに挑戦する茨城県北企業が成果を発表、「県北BCPアイデアソン最終報告会」が1月18日に開催

株式会社しびっくぱわーは、茨城県県北振興局と共同で実施してきた新規事業開発プログラム「Business Challenge Program(以下、県北BCP)」の集大成となる最終報告会を2025年1月18日(土)に渋谷で開催する。参加費は無料で、オンラインでの視聴も可能。


半年間かけて取り組んできたアイデアソンの成果を発表


株式会社しびっくぱわーは、イベントの企画・運営や経営サポートなどを手がける企業。「県北BCP」では、新たなビジネスにチャレンジする茨城県北地域の企業を支援するため、経営強化や事業創出に向けたセミナーと全7回のアイデアソンを実施してきた。


これまで、公募により集まり選考を通過した10名の県北地域の経営者であるリーダーが提示したテーマに対し、伴走者であり新規事業開発をともに担った多様な参加者であるチャレンジャーが、対等な立場で意見を出し合い、アイデアソンを通じて事業創出を目指してきた。

今回は「最終報告会」と題し、BCPリーダー(シーズ提供者)とチャレンジャー(アイデアソン参加者)が約半年かけて築き上げてきた事業プランを各チームが発表する。

今シーズンのBCPリーダーは以下の通りだ。

1. チームAMAZING JUICE(日立市)
リーダー:AMAZING JUICE 代表 齋藤 幸枝氏
テーマ:アボガドアップサイクル事業の地域連携とプロモーション


2. チーム日本苔アート協会(北茨城市)
リーダー:一般社団法人日本苔アート協会 代表理事 山縣 健志氏
テーマ:県北から全国に苔アート協会会員を増やしたい!


3. チーム茅根電設工業(常陸大宮市)
リーダー:有限会社茅根電設工業 代表取締役 茅根 太造氏
テーマ:持続可能エネルギーの活用と高品質新ブランドの開発で、農業を稼げる魅力的な仕事に


4. チーム東京発電(常陸太田市)
リーダー:東京発電株式会社 食のプロジェクトリーダー 後藤 七海氏
テーマ:未利用農地を活用したさつまいも栽培で、地域の輪を創出したい!


5. チーム今橋製作所(日立市)
リーダー:株式会社今橋製作所 新事業開発リーダー 所 純氏
テーマ:地域密着型経営サポート事業「コンパスリーチ」で県北地域を活性化


6. チームCORIN(日立市)
リーダー:BAKE SHOP CORIN 代表 小川 径子氏
テーマ:茨城のさつまいもとお米を使った乳酸菌飲料「ミキ」の販売で、県北地域に健康と魅力を広めたい!


7. チーム愛テックファーム(高萩市)
リーダー:株式会社愛テックファーム 取締役 松本 剣氏
テーマ:生産者の所得改善を実現する新ブランド「絆」で農業に明るい未来を


8. チームまちグループ要建設(常陸大宮市)
リーダー:株式会社要建設 代表取締役 髙野 賢氏
テーマ:御前山ビレッジを起点とした地域連携プログラム開発


9. チームアトリエトモドール(日立市)
リーダー:アトリエトモドール 人形作家 日高 朋子氏
テーマ:創作人形アトリエ「ギャラリー朋」のリニューアルを通じた作家の魅力を引き出す場づくり


10.チームシンカゼ(日立市)
リーダー:株式会社シンカゼ 代表取締役 三牧 航氏
テーマ:地域企業のイノベーションを促進するスキルシェア文化の構築


【タイムスケジュール】
12:15~12:45 開場&受付
13:00~13:10 プレオープニング
13:10~14:00 テクニカルチェック (5min*10チーム)
14:00~14:10 休憩 ※オンライン配信開始
14:10~14:20 オープニング&審査員紹介
14:20~16:10 最終発表 (8min*10チーム)
16:10~16:30 審査 / プレパーティ ※現地参加者のみ
16:30~17:00 結果発表 / 講評 ※オンライン配信はここで終了
17:00~18:00 写真撮影&クロージングパーティ

審査員として以下の5名が参加し、「茨城県知事賞」「優秀賞」「オーディエンス賞」を1チームずつ選出する。

【審査員プロフィール】

大西 正泰氏(一般社団法人ソシオデザイン 理事 / 吉備国際大学社会科学部経営社会学科 講師)

新規事業の立ち上げや顧客視点に立った商品企画を得意とし、起業家育成や地域再生の分野で活躍する専門家。徳島県上勝町では起業家育成に取り組み、地域活性化のモデルづくりに貢献しているほか、フリーコーヒーなどの研究にも力を注ぐ。2018年には中小企業庁「創業機運醸成賞」を受賞。現在は吉備国際大学講師として次世代育成に尽力している。

小川 靖子氏(エヌエヌ生命保険株式会社 代表取締役専務兼チーフコンプライアンス オフィサー)

米国公認会計士全科目合格、カリフォルニア州弁護士会会員。1993年にアメリカのエッカード大学を卒業。以降、アーサー・アンダーセンやメリルリンチ日本証券など、金融関連の仕事に従事。2015年にエヌエヌ生命へ入社。法務部や人事部長、リーガル&コンプライアンスの執行役員を経て、2023年6月より現職。

小野 哲人氏(株式会社小野写真館 代表取締役)

青山学院大学卒業後、外資系金融に勤務。その後、アメリカカリフォルニア州のBrooks Institute of Photographyに1年半在籍し、写真の基礎と技術を学ぶ。Lower Division Award受賞。2005年に帰国し、2006年アンシャンテを立ち上げ、多角化展開をスタート。2010年代表取締役社長。2020年10月には伊豆半島にある静岡県河津町の高級温泉旅館「桐のかほり 咲楽(さくら)」をM&Aで取得。2021年4月からは水戸ホーリーホックの社外取締役に就任。2021年6月フォトブックアプリ「BABY365」をM&Aで取得。2023年2月那須のログコテージ「フィンランディア」をM&Aで取得。

小祝 誉士夫氏(株式会社TNC 代表取締役社長 プロデューサー)

大学卒業後、5年間の海外勤務を経て、2004年から株式会社TNCの創業メンバーとしてマーケティング業界に従事。2008年に同社、代表取締役社長に就任。70カ国100地域600人の海外在住日本人ネットワーク「ライフスタイル・リサーチャー(R) 」を主軸とした海外リサーチ、新商品・新規事業開発、海外販路開拓のプロデューサーとして現在に至る。2022年には、ローカルtoグローバル拠点として福岡市のスタートアップ支援施設FGN内にTNC“f”を設立し、九州での事業をスタート。女子美術大学(共創デザイン学科)/多摩大学(経営情報学科)非常勤講師。茨城県総合計画審議委員・グローバル推進委員(2018-2023年)。著書『アフターコロナのニュービジネス大全』『日経BPシゴトタビ』ほか。

幡谷 佐智子氏(茨城県政策企画部県北振興局長)

1990年茨城県入庁。2021年より国際観光課長として、コロナ禍を経た茨城のインバウンド需要の回復に向け、 台湾を中心とした誘客プロモーションなどに従事。2024年4月より現職。

開催概要

県北BCPアイデアソン#7 最終報告会
日時:2025年1月18日(土)13:00~18:00
場所:NN Shibuya Crossroads(東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア 44F)※Zoomによるオンライン配信あり
料金:無料
申込:https://forms.gle/iKL6Gf4Rdm2FbYVH7


県北BCPアイデアソン#7 最終報告会特設HP
https://civicpower.jp/bcp/2024final/
茨城県県北振興局
https://www.pref.ibaraki.jp/soshiki/kikaku/kenpokusinkou/index.html
株式会社しびっくぱわー
https://civicpower.jp/

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WRITER LIST

  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. さとうまちこ
    さとうまちこ
    宮城県の南の方で小さな兼業農家をしています。りんご農家からお米と野菜を作る農家へ嫁いで30余年。これまで「お手伝い」気分での農業を義母の病気を機に有機農業に挑戦すべく一念発起!調理職に長く携わってきた経験と知識、薬膳アドバイザー・食育インストラクターの資格を活かして安心安全な食材を家族へ、そして消費者様に届けられるよう日々奮闘中です。
  3. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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