「第35回ヤンマー学生懸賞論文・作文」受賞作品を発表、テーマは「農業を食農産業に発展させる」

ヤンマーアグリ株式会社は、2025年2月7日(金)に開催した「第35回ヤンマー学生懸賞論文・作文入選発表会」において、優秀作品として論文13編(大賞、特別優秀賞、優秀賞)、作文13編(金賞、銀賞、銅賞)を決定し、表彰した。

論文の部受賞者

作文の部受賞者

「農業を食農産業に発展させる」をテーマに論文・作文を募集


ヤンマーアグリでは、次世代を担う若者たちに農業の未来について広く自由な観点で論じてもらうことを趣旨として、1990年より「学生懸賞論文・作文募集事業」を実施している。

日本や世界における農業環境が大きく変化する中で、農業が持続可能であり続けるためには、その環境変化に対応していくことが重要となる。ヤンマーアグリは、持続可能な次世代の食農産業について学生たちと一緒に考えていきたいという想いから、「“農業”を“食農産業”に発展させる」をテーマとした論文・作文を募集したところ、47編の論文と314編の作文が寄せられた。

応募作品には、食料安全、システム構築、スマート農業の活用、地域の活性化や多様性など、さまざまな視点から 「持続可能な農業」 の実現に向けて未来の農業が描かれた内容が多く、次世代を担う若者たちの農業に対する高い関心と課題意識が表れていたという。

審査結果は以下のとおりだ。

論文の部
論文の部上位入賞者リスト


作文の部作文の部上位入賞者リスト


上記に加え、論文の部では優秀賞(賞金10万円/記念品)10編、作文の部では、銅賞(賞金5万円/記念品)10編、奨励賞(賞状/記念品)15編が選ばれた。

ヤンマーアグリは、食農産業に関わるすべての分野・領域において、持続可能な地球環境との調和や、より豊かな暮らしを若者たちと共に実現するため、今後も同事業を継続していくとしている。


ヤンマー学生懸賞論文・作文
https://www.yanmar.com/jp/agri/agrilife/prize/
ヤンマーアグリ株式会社
https://www.yanmar.com/jp/about/company/yag/
SHARE

最新の記事をFacebook・メールで
簡単に読むことが出来ます。

RANKING

WRITER LIST

  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  3. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
  4. 鈴木かゆ
    鈴木かゆ
    1993年生まれ、お粥研究家。「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えるべく活動中。お粥の研究サイト「おかゆワールド.com」運営。各種SNS、メディアにてお粥レシピ/レポ/歴史/文化などを発信中。JAPAN MENSA会員。
  5. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
パックごはん定期便