ローカル5Gを活用した「スマート農業実証プロジェクト」の委託先3地区が決定

農研機構は、2020年5月18日~6月15日に公募していた「スマート農業実証プロジェクト(ローカル5G)」について、委託先となる3地区を発表した。

委託先となる3地区は、外部有識者ら等による厳正な審査を経て運営委員会が決定したものという。同機構は「ローカル5Gに対応した最先端の技術を導入することで農業者の生産性を向上させたい」としている。


農研機構では、農業者の生産性を飛躍的に向上させるためのプロジェクトとして、ロボットやAI、IoT等を活用したスマート農業の実証実験を進めている。
スマート農業実証プロジェクト(ローカル5G)」は、5G技術(第5世代移動通信システム。高速大容量、高信頼・低遅延通信、多数同時接続などの特徴を持つ)を活用した実証プログラムだ。

「5Gを活用した水稲・小麦のスマート農業モデル」等の実証実験を採用


委託先に決定した地区は、北海道岩見沢市、山梨県山梨市、鹿児島県志布志市の3地区。

実証実験では、「5Gを活用した水稲・小麦のスマート農業モデル実証」のほか、「匠の技を見える化したシャインマスカット生産の技術開発・実証」や「ローカル5Gに基づく自動運転圃場センシング等による摘採計画の最適化」が予定されているという。

農研機構では、今回の実証実験を通じ「5G技術を含むスマート農業の社会実装を速やかに推進する」とコメントしている。


農研機構
http://www.naro.affrc.go.jp/
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. さとうまちこ
    さとうまちこ
    宮城県の南の方で小さな兼業農家をしています。りんご農家からお米と野菜を作る農家へ嫁いで30余年。これまで「お手伝い」気分での農業を義母の病気を機に有機農業に挑戦すべく一念発起!調理職に長く携わってきた経験と知識、薬膳アドバイザー・食育インストラクターの資格を活かして安心安全な食材を家族へ、そして消費者様に届けられるよう日々奮闘中です。
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    北島芙有子
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    川島礼二郎
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    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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