NTT東日本ら、秋田県でリアルメタバースによる遠隔指導などの実証事業をスタート

NTT東日本、株式会社ポケット・クエリーズ、株式会社秋田食産、秋田県仙北地域振興局、大仙市、潟上市、鹿角市、美郷町、株式会社NTTアグリテクノロジー、株式会社フィデア情報総研、秋田県立大学、国立大学法人福島大学ら16の企業・団体で構成する実証コンソーシアムが、ローカル5Gを活用して農産物の生産・収穫・販売を省力化する実証事業を実施している。実証期間は2023年3月末日まで。

リアルメタバース・AI・ロボットの3つの先端技術を導入


今回の実証事業は、総務省が公募した「令和4年度 課題解決型ローカル5G等の実現に向けた開発実証」の採択を受け開始されたもの。

現在は、農林水産省スマート農業実証プロジェクト」(事業主体:国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構)と連携し、以下3つの課題実証に取り組んでいる。

  • リアルメタバース技術とAI画像認識を活用した遠隔指導・収穫敵期判定
  • いちご収穫・運搬ロボットの遠隔制御
  • リアルメタバース技術を活用した遠隔ショッピング
実証イメージ図

ビニールハウス内に設置された360度カメラ(左)と、 実証事業で使用しているローカル5Gアンテナ(右)

実証事業のスケジュール

各者の役割は以下の通り。




NTT東日本らは、ローカル5Gを活用することで生産コストを低減し、スマート農業技術の社会実装を加速していきたい考えだ。


NTT東日本
https://www.ntt-east.co.jp/
株式会社ポケット・クエリーズ
http://quantize-world.com/
株式会社秋田食産
https://akitashokusan.jp/
秋田県仙北地域振興局
https://www.pref.akita.lg.jp/pages/genre/14949
大仙市
https://www.city.daisen.lg.jp/
潟上市
https://www.city.katagami.lg.jp/
鹿角市
https://www.city.kazuno.akita.jp/
美郷町
https://www.town.misato.akita.jp/
株式会社NTTアグリテクノロジー
https://www.ntt-agritechnology.com/
株式会社フィデア情報総研
https://www.fir.co.jp/
秋田県立大学
https://www.akita-pu.ac.jp/
国立大学法人福島大学
https://www.fukushima-u.ac.jp/
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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、福岡県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方、韓国語を独学で習得(韓国語能力試験6級)。退職後、2024年3月に玄海農財通商合同会社を設立し代表に就任、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサルティングや韓国農業資材の輸入販売を行っている。会社HP:https://genkai-nozai.com/home/個人のブログ:https://sinkankokunogyo.blog/
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    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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