農水省の「Let's!和ごはんプロジェクト」に料理スキル特化型のシェアリングサービスが参画

料理スキル特化型のオンラインプラットフォーム「cook&book(クックブック)」を展開するcook&book合同会社は、農林水産省が推進する「Let's!和ごはんプロジェクト」への参画を発表した。

「Let's!和ごはんプロジェクト」は、和食文化の保護・継承を目的とした官民協働のプロジェクトである。
同社は、2020年7月31日(金)からプロジェクトに参画している。

食べられるレシピ「cook&book」
「Let's!和ごはんプロジェクト」は、日本の文化である「和ごはん」の魅力を子育て世代に向けて発信するプロジェクト。
ユネスコ無形文化遺産にも登録されたという和食文化の保護・継承を目的に、子ども向け和食メニューの開発や販売、展開を促進する。

「和ごはん」とは、日本の家庭で食べられてきた白米を中心とする一汁三菜等の組み合わせで構成された食事メニューで、醤油や味噌など日本古来の調味料等が使用された料理も含むという。

Let’s!和ごはんプロジェクト

オンラインとオフラインを組み合わせた料理教室


「cook&book(クックブック)」は、料理を学びたい人と教えたい人をつなぐ料理スキル特化型のシェアリングサービス。料理家や飲食店のシェフ、栄養士など、食・料理に係る資格や豊富な経験を有する食のプロがノウハウを出品するサービス「食べられるレシピ」を提供する。

「食べられるレシピ」は、「レシピ」「試食サンプル」「簡易レッスン」の3つを合わせたサービス。

「レシピ」では、材料やつくり方、調理のポイント、アレンジなどがオンラインで学べ、「試食サンプル」では、食のプロがつくる味を対面で体験できるそうだ。「簡易レッスン」では、経験やスキル、調理環境に合わせた料理のコツや工夫が対面とオンラインの両方で学べるという。

同社は、「cook&book(クックブック)」を通じ、世帯構成やライフスタイルの変化など家庭内で料理スキルを学ぶ機会が減少する中で、従来型の料理教室に参加できない個人を対象に、食のプロから料理を学ぶことができる機会を提供しているという。

「Let's!和ごはんプロジェクト」では、「cook&book(クックブック)」を通じて、和食文化の基礎となる家庭での豊かな食生活を支援したい考えだ。


cook&book合同会社
https://www.cookbookservice.com/
「Let's!和ごはんプロジェクト」
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/culture/wagohan_project.html
SHARE

最新の記事をFacebook・メールで
簡単に読むことが出来ます。

RANKING

WRITER LIST

  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. さとうまちこ
    さとうまちこ
    宮城県の南の方で小さな兼業農家をしています。りんご農家からお米と野菜を作る農家へ嫁いで30余年。これまで「お手伝い」気分での農業を義母の病気を機に有機農業に挑戦すべく一念発起!調理職に長く携わってきた経験と知識、薬膳アドバイザー・食育インストラクターの資格を活かして安心安全な食材を家族へ、そして消費者様に届けられるよう日々奮闘中です。
  3. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
パックごはん定期便