コープデリ、米の消費を促す「日本の米づくり応援キャンペーン」を2022年1月から実施

コープデリ生活協同組合連合会は、日本の米生産者の米づくりへの想いやこだわりを発信して、消費者に国産米の利用・消費を呼びかける「食べて 未来へつなごう 日本の米づくり応援キャンペーン」を2022年1月から開始する。

出典:コープデリ生活協同組合連合会
現在、日本の米生産量は食生活の多様化による消費量の減少、価格の下落、生産者の離農・高齢化・後継者不足等の課題を背景に年々減少の一途を辿っている。農林水産省が2021年8月に公表した資料によれば、2020年度の日本の食料自給率は過去最低の37%で、2021年産の主食用米についても史上最低の生産量を記録する状況だそうだ。

国産米の持続可能な生産と消費を支援


「食べて 未来へつなごう 日本の米づくり応援キャンペーン」は、関東信越にある7つの生協(生活協同組合コープみらい・いばらきコープ生活協同組合・とちぎコープ生活協同組合・生活協同組合コープぐんま・生活協同組合コープながの・生活協同組合コープにいがた・生活協同組合コープクルコ)が保有する店舗を拠点に、国産米の販売促進を実施して、持続可能な生産と消費を支援する取り組みである。

取り組みでは、生協の組合員に配布する宅配用カタログやチラシ、店舗内に貼るポスターやPOP等を利用して、日本の米生産者の想いやこだわり、取り組みの内容を消費者に届ける。

キャンペーンの実施期間は2022年3月31日までで、2022年4月からは米以外の農産物・畜産物も追加した新たなキャンペーンを実施していく予定とのこと。


コープデリ生活協同組合連合会
https://www.coopnet.jp/
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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
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    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、九州某県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方で、韓国語を独学で習得する(韓国語能力試験6級取得)。2023年に独立し、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサル等を行う一方、自身も韓国農業資材を輸入するビジネスを準備中。HP:https://sinkankokunogyo.blog/
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    川島礼二郎
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    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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