栃木県農業大学校、日本初の「いちご学科」を創設

栃木県は、2021年4月から創設が予定されている栃木県農業大学校の「いちご学科」について、学科に関する詳しい内容と募集に関する詳細な日程を発表した。

同県は、「いちご学科」のカリキュラムを通じ、いちご栽培に関する優れた技術と高い経営能力を育むことで、いちごの生産量全国1位の栃木県農業を担う人材を育成したい考えだ。

出典:栃木県農業大学校

いちご生産に関わる農業経営を実践と主体的な学びで習得


栃木県農業大学校の「いちご学科」では、2年間の在学期間の内、以下3つを特徴にカリキュラムを進める方針という。

  1. 現場での学び(先進的ないちご栽培に取り組む農業者等のもとでの実習の充実)
  2. 主体的な学び(自ら学び知識を深めるゼミ形式の授業)
  3. 確実な就農(卒業後に県内での円滑な就農に結びつけるカリキュラム編成)

「現場での学び」では、いちご生産に取り組む県内の農業経営者を講師に迎え、「栽培の知識ほか理論に裏付けられた技術力の習得を目指す」としている。

「主体的な学び」では、人間力や経営力の向上を目的に、学生同士がいちごの生産から加工・販売・輸出等に関する幅広い調査と議論を展開するゼミナール形式の授業である「いちごゼミ」を開講する予定だそうだ。

「確実な就農」では、高い技術力を持ち地域からの信頼も厚い農業経営者がマンツーマンで支援する「とちぎ農業マイスター制度」を活用して、農地や施設、機械等の取得の問題ほか地域の生産者との信頼関係の構築を支援する。

さらに、全国唯一のいちご専門の農業試験場である「イチゴ研究所」や、同県が地域企業らと取り組む「いちご王国プローモーション」とも連携して、最先端の栽培技術や新品種の特性ほか、経営に関する講義も展開していく考えだ。

募集要項


栃木県農業大学校
募集学科:いちご学科
予定定員:10名
受験料金:4400円
出願期間:2020年10月9日(金)~2020年11月9日(月)
入学試験:2020年12月6日(日)
合格発表:2020年12月24日(木)


栃木県農業大学校「いちご学科」
https://www.agrinet.pref.tochigi.lg.jp/noudai/
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  3. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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    鈴木かゆ
    1993年生まれ、お粥研究家。「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えるべく活動中。お粥の研究サイト「おかゆワールド.com」運営。各種SNS、メディアにてお粥レシピ/レポ/歴史/文化などを発信中。JAPAN MENSA会員。
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    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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