関西における農業の魅力を発信する「Farmer’s Diary」の実証実験がスタート

一般社団法人関西イノベーションセンター、株式会社マイファーム、株式会社Rootの3者は共同で、関西の農業の魅力を発信するプロジェクト「Farmer’s Diary」の実証実験を2023年2月から実施している。


2025年開催の大阪・関西万博に向けて


「Farmer’s Diary」は、関西イノベーションセンターが運営するイノベーション創出拠点である「MUIC Kansai」が実施している課題解決プログラムの一環で行うプロジェクト。

今回の実証実験では、Rootが開発した「スマート体験農園システム」を用いた4つのコンテンツを提供している。

内容は以下の通り。

1.はたけストーリー

画像や動画を用いて関西の農家の日常を日記形式で紹介。
「いいね!」や「コメント」などのリアクションも送れる。
※機能の追加や改善などユーザーからの要望があれば順次対応していく予定とのこと。

2.ファーム一覧


プロジェクトに参加する農園を紹介。
気になった農家を「フォロー」できる。
※機能の追加や改善などユーザーからの要望があれば順次対応していく予定とのこと。

3.はたけコラム

関西の農業を知りたくなるような読み物を月1回程度の頻度で配信。
読者が知りたい情報なども受け付けている。
※機能の追加や改善などユーザーからの要望があれば順次対応していく予定とのこと。

4.連携農家の紹介

※実証中のため新規の農家の募集は行っていないとのこと。

3者は、今回の実証実験を通じ、2025年に開催される大阪・関西万博に向けた新たな情報プラットフォームをつくっていきたい考えだ。

プロジェクト概要


プロジェクト名
・Farmer’s Diary
実証実験の期間
・2023年2月~2023年12月
実施主体
・一般社団法人関西イノベーションセンター
・株式会社マイファーム
・株式会社Root
協力農園(五十音順)
・井関農園(兵庫県篠山市)
・SMILE farm UCHINO(大阪府岸和田市)
・株式会社泉州アグリ(大阪府泉佐野市)
・平林農園(兵庫県三田市)
・MALUファーム(大阪府貝塚市)
・みのり農園(滋賀県高島市)
利用方法
・WEBブラウザ
・スマートフォンアプリ(iOS・Android)


Farmer’s Diary
https://farmers.root-farm.com/
一般社団法人関西イノベーションセンター「MUIC Kansai」
https://www.muic-kansai.jp/
株式会社マイファーム
https://myfarm.co.jp/
株式会社Root
https://root-farm.com/
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WRITER LIST

  1. よないつかさ
    1994年生まれ、神奈川県横浜市出身。恵泉女学園大学では主に有機栽培について学び、生活園芸士の資格を持つ。農協に窓口担当として5年勤め、夫の転勤を機に退職。アメリカで第一子を出産し、子育てをしながらフリーライターとして活動。一番好きな野菜はトマト(アイコ)。
  2. syonaitaro
    1994年生まれ、山形県出身、東京農業大学卒業。大学卒業後は関東で数年間修業。現在はUターン就農。通常の栽培よりも農薬を減らして栽培する特別栽培に取り組み、圃場の生産管理を行っている。農業の魅力を伝えるべく、兼業ライターとしても活動中。
  3. 槇 紗加
    1998年生まれ。日本女子大卒。レモン農家になるため、大学卒業直前に小田原に移住し修行を始める。在学中は、食べチョクなど数社でマーケティングや営業を経験。その経験を活かして、農園のHPを作ったりオンライン販売を強化したりしています。将来は、レモンサワー農園を開きたい。
  4. 沖貴雄
    1991年広島県安芸太田町生まれ。広島県立農業技術大学校卒業後、県内外の農家にて研修を受ける。2014年に安芸太田町で就農し2018年から合同会社穴ファームOKIを経営。ほうれんそうを主軸にスイートコーン、白菜、キャベツを生産。記録を分析し効率の良い経営を模索中。食卓にわくわくを地域にウハウハを目指し明るい農園をつくりたい。
  5. 田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。