「アグリビジネス創出フェア2020」11月11日〜13日にオンラインで開催

農林水産省は、農林水産業および食品産業分野の技術交流を目的とした展示会「アグリビジネス創出フェア2020」を2020年11月11日(水)~11月13日(金)にオンラインで開催する。参加費は無料で、参加には事前登録が必要。

「アグリビジネス創出フェア」は、全国の産学官の研究機関が取り組む農林水産分野等における研究成果を発表するイベント。当日は、約120の研究機関による研究成果の発表ほか基調講演や相談会の実施が予定されている。



「スマート農林水産業~新しい生活様式とつながるアグリビジネス~」


新型コロナウィルス感染拡大の影響で、従来の生活様式を変更せざるを得ない日本の現状において、農林水産分野および食品産業分野におけるアグリビジネスの可能性を追求する。

当日は、全国の大学、地方公共団体、独立行政法人、企業ら約120の研究機関による研究成果のプレゼンテーションほか、有識者による基調講演や特別講演を予定している。

農業分野における研究成果では、宇都宮大学REAL、東京電機大学、東洋大学が取り組む「AIおよびビッグデータ解析等を用いた農業ロボット社会実装」や、株式会社トーヨーエネルギーファーム他民間4社が国立大学法人愛媛大学と共同で取り組む「トマト生産に関する新しい温室環境制御モデル/温室管理ロボットシステム」の発表があるそうだ。

講演は、食と農をテーマにした基調講演を柱に、東京農工大学学長の千葉一裕氏、一般社団法人AgVenture Lab代表理事の荻野浩輝氏、株式会社三井住友銀行専務執行役員の工藤禎子氏らが登壇する予定で、映像の配信には登壇者への質問が可能なチャット機能を備えた専用のYouTubeチャンネルを使用するという。

会期中には、「参加する各研究機関を対象にした技術相談も受け付ける」としており、東京ビッグサイトで同日開催されるアグロ・イノベーション2020の会場内においても、来場者からのさまざまな相談やリクエストに対応する予定とのこと。一般の参加登録は専用の申込サイトで受け付けている。

開催概要


アグリビジネス創出フェア2020
日時:2020年11月11日(水)~11月13日(金)
場所:オンライン
料金:無料
申込:https://agribiz.maff.go.jp/register

講演スケジュール


基調講演1
2020年11月11日(水) 11:00~12:00
「持続可能な食料供給産業の創出に向けて」
東京農工大学学長千葉一裕氏

基調講演2
2020年11月11日(水) 13:00~14:00
「食と農と暮らしのイノベーション」
一般社団法人AgVenture Lab代表理事荻野浩輝氏

基調講演3
2020年11月11日(水) 14:30~15:30
「農業とサステナビリティ」
株式会社三井住友銀行専務執行役員工藤禎子氏

特別講演1
2020年11月12日(木) 13:00~14:00
「コロナ期に投資家・顧客が求めるESG思考とアグリビジネスの未来」
株式会社ニューラルCEO夫馬賢治氏

特別講演2
2020年11月13日(金) 11:00~12:00
「全国を食で元気にする大作戦」
イタリア料理シェフ奥田政行氏


アグリビジネス創出フェア2020
https://agribiz-fair.maff.go.jp/
出展者一覧
https://agribiz-fair.maff.go.jp/list.php
SHARE

最新の記事をFacebook・メールで
簡単に読むことが出来ます。

RANKING

WRITER LIST

  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、福岡県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方、韓国語を独学で習得(韓国語能力試験6級)。退職後、2024年3月に玄海農財通商合同会社を設立し代表に就任、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサルティングや韓国農業資材の輸入販売を行っている。会社HP:https://genkai-nozai.com/home/個人のブログ:https://sinkankokunogyo.blog/
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
パックごはん定期便