「おうちで道の駅!朝採りマルシェ」が産直サイト「OWL」に期間限定でオープン

レッドホースコーポレーション株式会社と一般社団法人全国道の駅連絡会は、道の駅で販売されている農産物をオンラインで販売する「おうちで道の駅!朝採りマルシェ」 を産直サイト「OWL(アウル)」の特設ページにオープンした。

「おうちで道の駅!朝採りマルシェ」は、道の駅の農産物直売所で販売されている朝採り野菜や季節の果物等が、現地と同等の価格で購入できる期間限定の特設ページ。期間は2021年3月末まで。

 

地域産業の支援および活性化事業、EC事業を展開するレッドホースコーポレーションは、農業者が生産した農産物をオンラインで直接購入できる産直サイト「OWL(アウル)」を運営する。

OWLには地方自治体が推薦した生産者の食材が出品されており、利用者は新鮮な農産物を安心して購入できる仕組みとなっている。

産直サイト「OWL」サービス概要図

 

「道の駅のEC化」に向けた社会実験


「おうちで道の駅!朝採りマルシェ」は、産直サイト「OWL(アウル)」と全国道の駅連絡会が協業で推進する「道の駅のEC化」に向けた社会実験という。

実験では、道の駅で販売されている農産物を現地と同等の価格に設定して消費者の受容性を検証するほか、送料についても「初回無料・全国一律500円(2021年1月)・全国一律750円(2021年2~3月)の3パターンを試す」としている。

特設ページでは、道の駅もてぎ(栃木県)、道の駅みのりの郷東金(千葉県)、道の駅内子フレッシュパークからり(愛媛県) ら全7駅による地域の農産物の詰め合わせが2000円~3000円台の価格で購入できるそうだ。



全国の道の駅を対象に新型コロナの影響を調査


今年の9月には全国道の駅連絡会が全国の道の駅を対象にコロナ禍における来場者数の調査を実施した。

調査結果では、来場者数が前年の7割以上まで回復した道の駅が全体の60%(4月時は30%)に達するなど、復調の兆しが確認できたほか、集客イベントやキャッシュレスの導入、クーポンによる販促など前向きな要望もヒアリングできたそうだ。

同連絡会は本年5月、「ニューノーマル」対応の道の駅の進化について国土交通大臣向けに提言を行った。その一環として公式ECショップ「おうちで道の駅!」を通販サイトである「47CLUB」にオープンしたほか、農林水産省が展開する「#元気いただきますプロジェクト」への参画も果たした。

両社は、「おうちで道の駅!朝採りマルシェ」の事業化に向けた今後の取り組みとして、クラウドファンディングを活用した資金調達も検討しているという。今回の社会実験を参考に令和3年度内には正式に事業化したい考えだ。


産直サイト「OWL(アウル)おうちで道の駅!朝採りマルシェ」
https://owl-food.com/features/michinoeki/
レッドホースコーポレーション株式会社
https://www.redhorse.co.jp/
一般社団法人全国道の駅連絡会
https://www.michi-no-eki.jp/
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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、九州某県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方で、韓国語を独学で習得する(韓国語能力試験6級取得)。2023年に独立し、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサル等を行う一方、自身も韓国農業資材を輸入するビジネスを準備中。HP:https://sinkankokunogyo.blog/
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    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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